2023年11月、フィリピン環境天然資源省（DENR）の下部組織である環境管理局（EMB）は、2022年のPICCS（フィリピン既存物質インベントリー）の更新に関する草案を公表しました。今回は合計96の化学物質がPICCSに追加される予定です。

　2023年11月、フィリピン環境天然資源省（DENR）の下部組織である環境管理局（EMB）は、2023年のPICCS（フィリピン既存物質インベントリー）の更新に関する草案を公表しました。今回は合計66の化学物質がPICCSに追加される予定です。

　2023年10月18日、中国生態環境部（MEE）は「厳しく制限される有毒化学品名録（2023年）」を正式に公布しました。新版は即日から従来の2020版の代わりに施行されます。名録の対象となる化学品を輸出入する企業は事前にMEEに「有毒化学品輸入/出環境管理通行書」の発行を申請する必要があります。実際に通関する際に、企業は前述した通行書を税関に提出し、通関手続きを行うことになります。

　2023年9月25日、中国の全国道路輸送標準化技術委員会により、中国道路輸送業界規格の一つである「危険貨物道路運輸規則（JT/T 617-2018 シリーズ）」の内、JT/T 617.1～JT/T 617.6の部分に対する第1次改訂の内容が公開され、2023年10月25日までの意見募集が開始されました。

　2023年9月13日、カリフォルニア州議会は、有害な「永遠の化学物質（forever Chemicals）」と呼ばれるPFASを含む家庭用および施設用洗浄剤を州内で販売することを禁止する法案を提出しました。本法案は議会で可決され、米カリフォルニア州知事（Gov. Gavin Newsom）の署名待ちとなっています。

　オーストラリア工業化学品導入機構（Australian Industrial Chemicals Introduction Scheme: AICIS）は2023年8月7日に、オーストラリア工業化学品インベントリー（AIIC: Australian Inventory of Industrial Chemicals）に収載されている2つの工業化学品の固有名のCBI承認取消しに関する通達を公布しました。

　2023年8月4日に公布された通達により、『2019年オーストラリア工業化学品法』第83条に基づき、1の工業化学品がオーストラリア工業化学品インベントリー（AIIC: Australian Inventory of Industrial Chemicals）に追加されました。当該物質の審査証明書には工業化学品の導入許可期間に関する条件は含まれていないため、審査証明書の発行から5年が経過していなくてもAIICに掲載することができます。

　2023年8月1日、中国化学品安全協会（CCSA）は危険化学品の二次元コード及び電子ラベルに関する二つの団体標準の意見募集案を公開し、2023年8月31日までのパブリックコメント募集を開始しました。

　2023年8月1日、中国化学品安全協会（CCSA）は危険化学品の二次元コード及び電子ラベルに関する二つの団体標準の意見募集案を公開し、2023年8月31日までのパブリックコメント募集を開始しました。

　オーストラリア政府は2023年7月28日に、オーストラリア工業化学品インベントリ（AIIC）のダウンロード可能なスプレッドシートを更新しました。2023年6月30日現在、同スプレッドシートには約4万種類のAIICに収載の工業化学品が含まれています。前回（2022年9月発表）より74の化学物質が増加しました。