中国 農薬残留量制限の国家基準を公布
2019年8月15日、中国衛生健康委員会(NHC)、農村農業部(MOARA)と市場監督管理総局(SAMR)は以下の3の新国家食品安全基準を共同で発表しました。2020年2月28日から発効する予定です。
- GB 2763-2019 食品安全国家基準 食品中農薬の最大残留量
- GB 23200.116-2019 食品安全国家基準 植物性食品中の90種類有機リン系農薬とその代謝残留物の測定 ガスクロマトグラフィー
- GB 23200.117-2019 食品安全国家基準 植物性食品中のキノリン銅残留量の測定 高速液体クロマトグラフィー
また、GB 2763-2019を発効して後、GB 2763-2016及びGB 2763.1-2018を置き換えます。GB 2763-2019では、483種の農薬は356種の食品の中の7107項目の残留量制限を規定しています。2016年版と比べて、50種類の農薬と2967項目の残留量制限を増加しました。今回の新版は主に以下の5の特徴があります。
- すべての中国での使用が許可された農業がこの基準の管理対象となる。
- 高リスクの禁止制限農薬を強調する。
- 生産量が低い農産物の農薬残留量制限項目は1602個に達した、2016版の2倍となる。
- 27種の動物性製品については、109種の農薬の703項目の最大残留量制限を規定している。
- 輸入食品の中の農薬残留量制限が増加された。中国での使用が許可されていない77種の農薬の残留量制限も規定されている。