ニュース
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2013-12-05
台湾 化学物質登録及び評価の専門機関を設立へ
 台湾環境保護署は、来年、正式に環境資源部へ再編されることになります。今後、環境資源部の下にで化学物質及び汚染防止治理局を成立し、更にその下に先日通過した「毒性化学物質管理法」(以下「毒管法」)に基づく化学物質登録及び評価を所管する専門部署を設立すると共に、外部の専門家を雇い資料の審査を行う見通しになっています。
2013-11-27
台湾立法院 「毒性化学物質管理法」修正案を採択
 台湾立法院は2013年11月22日、3回目の検討会で「毒性化学物質管理法」(TCSCA)修正案を採決しました。合わせて17条項が改訂され、台湾総統が発表した1年後正式施行することになります。
2013-10-31
GHS導入第3段階を向け、台湾が1,022物質を発表
 2013年10月4日、台湾労工委員会(CLA)はGHS優先適用の第3段階を向けて提案を発表しました。GHSに基づき、危害性が高く、かつ取り扱い量が大きな1,022物質が提案として公表されました。
2013-10-28
台湾「毒管法」改正 新規物質と既存物質は登録制度に
 台湾毒性化学物質管理法(TCSCA)は1986年の公布以降、30年近く実施され、4類型の毒性化学物質(現時点で302点の毒性化学物質)を監督管理しています。国際社会における化学品管理の発展動向に応じて、台湾の毒性化学物質管理を強化するため、台湾毒性化学物質管理規制(TCSCA)は台湾化学物質登録制度の確立や第4類毒性化学物質への管理強化を目的に改定されました。10月21日-22日に開催されたREACH24H主催の「世界化学品規制に関する毎年恒例のサミットCRAC 2013」において、台湾行政院環境保護署環境衛生・毒物管理処の袁紹英処長は該当トピックスについて基調演説を行いました。  袁処長の話では、改正後のTCSCAは新規化学物質と既存化学物質の登録システムを同時に確立させるとのことです。現状の計画では、台湾既存化学物質登録システムの第一段階は既存化学物質に製造・輸入される量が0.1トン/年を越えたものに関係しています。台湾は中小企業が多いため、このような考慮がなされました。第一段階の登録は欧州連合(EU)REACH規制の予備登録プロセスと似ていますが、目的が異なります。  欧州連合(EU)REACH規制では予備登録は業界に緩和期を設け、正式登録の準備として設置されましたが、TCSCA改定案では第一段階の登録は化学物質の基本情報を収集するためです。労工委員会が既存化学物質届出(ECN)と既存化学物質届出増補(SECN)のプロセスで集めた情報と照らし合わせます。袁処長の話によると、既存化学物質届出増補を逃した企業はTCSCA改定案の第一段階登録には合格できないため、関連物質を台湾既存化学物質目録(ECSI)に収載させないそうです。登録の第二段階では優先化学物質は何回かに分けて標準申告を行い、欧州連合(EU)REACH規制と同じく、高トン数の化学物質に対し、データの提出要求は比較的多いです。