ニュース
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2023-03-21
深掘り、シンガポールGHS規則の改訂
 2023年2月6日、シンガポール規格委員会(SSC)はUN GHS 改訂第7版を基に作成した国家標準「SS 586-2: 2022: 化学品の分類および表示に関する世界調和システム‐シンガポール適合」及び
2020-07-13
EU 新版SDS規制に関する解読
 2020年6月26日、EU委員会は公式官報でCOMMISSION REGULATION (EU) 2020/878(以下、新SDS規制と略称)を公布しました。本改訂案は、REACH規制改定案、国連GHS改訂版、CLP新附属書VIIIなどの要件を組み合わせて、REACH規制の附属書 II化学物質安全性データシート(SDS)の作成に関する要件を修正し、
2020-06-08
台湾 GHSのCBIに関する紹介と解読
  「危害性化學品標示及通識規則」(以下、規則と略称)第18条の規定により、製造業者、輸入業者、又は供給業者が国家安全又は商業秘密を保護するため、SDSで以下の項目の開示を保留するために主管部門に申請することができます。
2018-07-30
今さら聞けない中国向け化学品輸出(シリーズ2・危険化学物質)
 中国での危険物に係る法令は、そのほとんどが危険化学品安全管理条例に包括されていると考えてもよいでしょう。いつも日本企業を悩ませるSDSやラベルもこの条例が根拠法になります。中国では法律(条例)が頻繁に改訂されているのではなかろうかという声をよく耳にします。しかし、実際には2011年に施行された中国国務院第591号令(危険化学品安全管理条例の現行版)が施行されて以来、
2015-12-01
メキシコ GHS強制実施開始へ
2015年10月9日、メキシコはGHS実施文書である『作業場所危険化学危害とリストの鑑定と公示協調制度』を発表しました。(NORMA Oficial Mexicana NOM-018-STPS-2015, Sistema armonizado para la identificación y comunicación de peligros y riesgos por sustancias químicas peligrosas en los centros de trabajo)。 本文書は作業場所における化学物質と混合物の使用に対しての規定ですが、サプライヤーに安全データシート(SDS)の提出を義務付けていません。その代わり、どんな点がメキシコ顧客の作業場所に対する要求を満たせるかについて言及しています。   執筆者情報 Lepisto氏は化学・数学両方の名誉学士号のほか、生物化学修士号を取得しています。グローバルコンプライアンス・HES(健康・環境・安全)マネジメントシステム・製品規制と持続可能な発展など20年以上の企業実務経験があります。その後、化学品安全に関するコンサルティング会社(www.chemicalsafetyconsulting.com)を設立しました。Lepisto氏は国際環境と法務コンプライアンスソフトウェア分野をリードしてきたUL Information & Insights, The Wercs(www.TheWERCS.com)と緊密な連携を持ってきました。アメリカ国籍ですが、1998年からドイツに暮らしています。
2015-09-09
危険化学品目録実施指南の解読(下):「実施指南」に向けた事業者コンプライアンス措置
 「危険化学品目録」(2015年版)と 「危険化学品目録(2015版)実施指南」(試行)の相次ぐ公布により、中国における危険化学品の定義が少しずつ明確になってきました。また危険化学品の定義も明確になるにしたがって、事業者の危険化学品管理で求められる対応に関する責任とその変化が注目に値するものとなっています。
2015-09-08
危険化学品目録実施指南の解読(中):「危険化学品分類情報表」について
 「危険化学品目録」と比べ、「危険化学品分類情報表」では「英語名」と「危険性分類」という項目が追加されました。そのうち、危険性分類は分類情報表のコアであり、ガイドラインとして事業者に化学物質に関する分類情報を提供した一方で、事業者が化学物質について分類を行う際には分類情報表に定める分類結果を十分に考慮しなければなりません。
2015-09-08
危険化学品目録実施指南の解読(上):「実施指南」本文条項の解読
 中国安全生産監督管理総局が2015年8月19日に正式公布した「危険化学品目録(2015年)実施指南」(試行)(以下「実施指南」という」)は9月2日、公式サイトに掲載されました。「危険化学品目録(2015年)」(国家安全生産監督管理総局を含む10部署第2015年第5号公告、以下「目録」という)は、中国における危険化学品に向けた管理を行うための重要な根拠として、今年5月1日から正式施行されています。一方、「実施指南」は企業に向けたコンプライアンスや当局の管理実務における重要なガイダンスとして役割を果たしています。  「実施指南」は「本文」と「付録:危険化学品分類情報表」の2部分に分けられています。本記事では本文において誤解や質疑を起こしやすい箇所について分析・説明します。
2014-11-12
米国におけるGHS実施状況:職業安全衛生管理局による危険有害性周知基準
 米国は多くの国家と同じく国連欧州経済委員会(UNECE)の提議による「化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(GHS)」を既に採用しています。米国職業安全衛生管理局(OSHA)が公布した危険有害性周知基準(29 CFR 1910.1200)は一般的に、「HazCom」または「HazCom 2012」と略称します。OSHAはHazCom 2012の中で、国連GHSを更に受け入れ、理解が容易になるよう、その文書を米国ローカル版に変換しました。
2014-10-14
アジア各国におけるGHS実施の進捗
 CLP法規EC 1272/2008は2013年5月、国連GHS文書4版に基づき更新され、国連文書の「化学品危険分類」及び「分類原則」と一致するようになりました。その後、多くのアジア各国はこれに応じ、2013年下半期には自国のGHS規則を発表しました。そのうち、最も注目される国は中国、日本及び韓国の三カ国となります。
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