欧州連合 1物質をSVHC物質リストへ追加
2022年3月の意見募集に続いて、今年6月10日、欧州化学機関(ECHA)は1物質を認可対象物質の候補となる高懸念物質(SVHC)リストに追加することを公布しました。これをうけ、SVHC物質は前回の223エントリーから224エントリーとなりました。
詳細は以下の通りです。
順番 | 物質名 | EC番号 | CAS番号 | 追加理由 | 主な用途 |
1 | N-(hydroxymethyl)acrylamide N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド | 213-103-2 | 924-42-5 | 発がん性、変異原性 | ポリマー、ペンキ、塗料 |
今後、N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド含有成形品をEU域内で製造または輸入使用とする場合は、2022年6月10日後6ヶ月以内にECHAへの届出を行う必要があります。そして、当該物質を0.1%以上(重量比)含有すれば、SVHCの法的義務(CL-JPケムペディアをご参照)が課せられます。