中国 有害廃棄物の許可管理を強化

 2020年6月4日、中国生態環境部(MEE)は、パブリックコメントを求めるために有害廃棄物環境許可証管理弁法(修訂草案)を発表しました。本弁法は、中国化学品規制の環境管理フレームワークに取り込む動きを示しています。

 現行の弁法は、2004年導入以来、有害廃棄物の主要管理規制となります。2018年末までに、3,100近くの企業が有害廃棄物の運営許可を取得しました。但し、過去10年間、中国の経済、社会と生態環境の取り組みには大きな変化が発生しました。また、有害廃棄物の許可管理に関する規則の調整を含む、本弁法の上違法である「固体廃棄物汚染環境防治法」が最近改訂されました。これで、新規制要件を満たすために、本弁法の改訂が必要となります。

 修訂草案は、以下の3つの重点に要約できます。

 1.有害廃棄物の許可管理に関する更新

  有害廃棄物の許可証は、次の2種類に分類されます。

  • 有害廃棄物総合許可証(所有者は、特定種類の有害廃棄物の収集、保管、使用、廃棄に従事できる)
  • 有害廃棄物取集許可証(所有者は、特定種類の有害廃棄物の収集と保管に従事できる)

   有害廃棄物取集許可証は、現在に県級の生態環境主管部門によって発行されています。但し、本改訂版では、県級又は県級以上の生態環境主管部門によって発行されることになります。

  本改訂版では、医療廃棄物の集中処理と特定の規制によって規制されている物など、様々な廃棄物の許可証に関する条件と要件も提供しています。 

 2.手続き簡易化と監督強化

 本改訂版では、有害廃棄物の収集許可証の所有者が収集できる有害廃棄物の範囲を拡大し、有害廃棄物管理の免除範囲を明確にし、そして、省級生態環境主管部門は一部の検査と承認の権限を市級生態環境主管部門に委員することができることになります。

 また、簡素化の手続きで市場を活性化する一方で、本弁法の違法行為に対して更なる厳格な罰則が課せされます。

 3. 関連法律及び規制との統合

 改訂版は、「固形廃棄物汚染防止法」、「土壌汚染防止法」、及び現在議論と改訂中の汚「染物質排出許可管理条例」などの規制との関連を強化しています。そして、中国全国の廃棄物と汚染の防止規制システムの移管となります。

 

 

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