2020年9月16日、中国海関総署は、安全衛生項目には不合格が検出されたため、8月に輸入拒否された化粧品と食品のリストを発表しました。そして、リストで記載されている輸入不許可の化粧品と食品はすべて積戻し又は廃棄処理されました。
化粧品リストで4件しかないですが、その中の2件は日本から来たものです。
製品種類 | 件数 | 輸入国 | 拒否理由 | 入国港 |
洗顔粉 | 1 | チェコ | 菌の群落総数が基準を超える; | 寧波 |
歯磨き | 1 | 台湾地域 | 賞味期間を超える; | 上海 |
石鹼 | 2 | 日本 | 表示が不合格; | 深圳 |
食品リストには206件の食品が記載されました。日本からの食品が一番多くて、41件に達しました。次はロシアの24件、エクアドルの15件、それにドイツとオランダそれぞれの11件です。今年7月、日本からの拒否件数はただの19件で、全体の7%を占めていたが、今回は約全体の5分の1を占めています。
日本からの41件不合格食品には、主にお酒/飲料類、コーヒー/お茶/香料類、穀物製品類、果物/野菜類、水産品類、その他の種類(調味料、酵素等)があります。「その他の種類」以外、お酒/飲料類は24.3%を占め、コーヒー/お茶/香料類は19.5%を占めています。
拒否理由につきましては、要求通りに証明書又は合格証明材料を提供していない、商品と証明書が一致しない、ラベルが不合格、検査検疫の許可を得ていない、官能検査が不合格、食品添加物/栄養強化剤の不合格等です。その中で要求通りに証明書又は合格証明材料を提供していない食品が最も多く、20件があり、次は商品と証明書が一致しない食品で、7件があり、ラベルが不合格食品は5件があります。
全体的に見ると、「要求通りに証明書又は合格証明材料を提供していない」と「商品と証明書が一致しない」問題は日本の食品を輸入拒否されるの主な原因です。企業は食品が輸入拒否の状態に陥って恐れがないように、輸入前の十分な準備は必要です。