中国 既存化学品の管理を強化
現在の中国の規制の枠組みでは、新規化学物質が上市前の承認の前に科学的なデータに基づく厳格なリスク評価を行わなければならないのとは異なり、既存化学物質は経験的に、かつ規制リストに基づき管理されています。11月11日、日本、中国、韓国の間で化学物質管理に関する第9回日中韓政策対話において、中国環境部(MEP)の杜科雄氏は、化学物質の環境リスク評価システムの完備と進展を紹介しました。
中国環境部では、既存化学物質の環境・健康リスク評価を実施するなど、業界と情報技術、健康、農業などの関係当局と緊密に連携しています。評価結果に基づき、優先国家規制対象工業化学品リストが発表され、収載物質の製造、使用、消費の廃止、制限、代替などが指導される予定です。
一方、環境部は優先管理対象となる外因性内分泌攪乱化学物質(EDC)の指定を2017年末までに発表する計画です。当局のスクリーニングプロセスでは国際的な権威のあるデータソースを製造及び使用条件の調査、生態環境敏感区域の評価をまとめています。長期的には、これらのEDCは既存化学物質の管理スキームに統合される見通しです。
さらに、より完全な管理戦略となるよう、中国の化学物質管理政策白書では国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)を参照し、国際的・実際的な経験を援用し作成されています。この白書は中国における化学品管理のロードマップであり、中国の法規体系の今後の発展を下支えするものとみなされています。現時点では初回草稿が完成し、さらに審査意見を待っている状況です。
第9回三カ国化学政策対話で紹介された現状・今後の状況には、下記のものが含まれます: