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中国 危険化学品と化工企業の安全生産への監督管理を更に強化


 今年に入ってから全国で危険化学品や化工に関する厳重な事故が連続9件発生していました。危険化学品と化工企業の安全生産への監督管理を更に強化し、事故多発の勢いを有効に抑制できるするため、中国安全生産監督管理総局(以下「安全監督総局」という)は化工企業、特に危険化学品生産に係る企業に対して下記の要求を提出しました。

 今年7月末までに、市、県級の安全監督管理部門は当地の全ての危険化学品と化工企業に分掌責任者、装置責任者及び安全管理者を再教育、特別試験を行うよう督促しなければなりません。試験に不合格した人については、定められた時期内に追試験を受けさせて、追試験にも不合格した場合、法により安全生産関係の職に就く資格を取り消されます。

 各地区は火気使用、制限区域等の直接作業場への法律執行による検査を強化します。事故が発生、重大な隠れた危険があり、何回指摘され、“二重点一重大”(即ち重点監督管理の危険化学品、重点監督管理の危険化工プロセス、危険化学品の重大な危険源)に係る企業に対しての検査頻度が高くなります。「化工(危険化学品)企業の安全生産保障ための十条規定」に違反、同じ問題を繰り返し指摘された企業は、法により罰金が科されます。

 危険化学品安全生産許可証、危険化学品安全使用許可証又は危険化学品経営許可証(以下“安全許可証”という)を取得して、事故調査により事故の発生に責任があると認定された企業に対しては、死亡事故が発生した場合、安全許可証を1ヶ月以上、6ヶ月以下に一時没収され、火気使用、制限区域に入る等の直接作業部分で死亡事故が発生した場合、安全許可証を2ヶ月以上、6ヶ月以下に一時没収され、大きな事故或は年に2回死亡事故が発生した場合、安全許可証を3ヶ月以上、6ヶ月以下に一時没収され、重大事故以上及び年に2回大きな事故が発生した場合、安全許可証を取り上げられます。

 それ以外に、安全監督総局は「冶金等の商工業企業安全生産早期警戒システムの技術標準(試行)」を制定することにより、冶金、有色、建材、機械、軽工業、紡績、タバコ、商工業企業に、更に安全生産標準化建設の品質、安全生産事故への予防、早期警戒水準を向上させます。企業は、実施している時、何か問題があったら、国家安全監督総局と連絡できます。(電話番号:010-64463853)

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