中国 化学実験室安全規範(案)を公布

 2019年10月12日、中国化学品安全協会(CCSA)は「化学実験室安全管理規範(意見募集案)T/CCSAS 005-2019」(以下、規範と略称)を公布しました。この規範はCCSAによって制定した団体標準であり、意見募集の締切期限は2019年11月12日です。

 規範は、化学実験室の安全管理基準を規定し、安全管理システム標準化のガイドラインを提供します。規範では、人事管理、化学物質管理、機材管理、施設管理、環境管理、危険識別、リスク評価などの要件を規定しています。特に危険識別とリスク評価を強調して、化学実験室において予防と管理の重要性を示唆します。

 大学、研究所の実験室に加えて、企業の化学実験室と公共試験プラットフォームも規範に適用することができます。その場合、実験室を持つ企業に対して、実験室は規範に記載されている関連要件を満たさなければなりません。また、規範は企業が信頼できる第三者の実験室を選択する時の参考にもなります。

 規範は、現行の国内規制と国外の関連規格を参考して策定されました。それで、規範には、化学物質管理関連の国家基準GB 30000、職業環境管理関連の国家基準GBZ 2などの要素が見えられます。また、規範ではSDSと化学物質ラベルの重要性も強調しています。

中国化学品安全協会(CCSA)とは?

 「中国標準化法」により、団体標準は社会団体、協会、商会、連合体、工業技術同盟とその他の社会組織によって策定され、そのメンバーによって採用されます。そして、一部の団体標準は、メンバー以外の組織が採用することができるようにのため、公開されています。また、団体標準の技術要件の規格は、関連の国家標準以上でなければまりません。

 現在、CCSAには中国石油天然気集団、中国石油化工集団など300社以上のメンバーがあります(REACH24HもCCSAのメンバーであり)。そしてCCSAは、有害化学物質に関する規制、国家基準など、多くの中国の化学物質管理規制の策定又は修正にも参加しています。

 

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