中国 化学企業1,176社が移転又は改造される

 2019年4月20日に開催された中国石炭化学工業園と産業チェーン発展会議で、中国工業情報化部(MIIT)の関係者により、国内には676個の化学工業園があり、その中には、9%近くの化学工業園は集中型の汚水処理施設を備えておらず、約30%が安全監督プラットフォームを確立していません。また、約3分の2の化学工業園は有害廃棄物処理装置をもっていません。

 中国江蘇省塩城市響水県陳家港化学工業園で起きた爆発事故の影響で、危険化学品企業の移転と改造も加速しています。2018年末までに、各地方当局から中央政府に提出した1,176社の化学企業が記載されるリストのうち、479社が他の地域に移転され、360社が改造され、337社が閉鎖される予定です。また、その中には、中小企業又は重大危険リスクがある大型企業は1,089社に上っていることもわかりました。

 安全上及び環境上のリスクに加えて、過剰生産の問題も無視できません。「2019年度重点化学製品生産能力リスク報告書」により、今後数年間で、大規模な沿岸化学工業団地の発展に従い、生産能力は急激に上昇し、市場の需給関係も大きく変化するのでしょう。一方、一部の製品は過剰生産能力問題を抱えるのにもかかわらず、中国は毎年約3,000万トンの有機化学品を輸入しています。更に、70%の電子産業用化学品は輸入に依存しています。

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