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中国 汚染排出許可証を取得済の企業が23社に達し

要点:

企業がOnlineシステムを通して、汚染排出許可証を申請する必要があります。

 本サイトも報道したように、「控制汚染物排出許可制実施法案」が2016年末に中国国務院より公布されました。本方案の公布は、「汚染排出許可制」が今後中国「環境保護法」の法的枠組内の1つの基礎的制度という位置づけを示しました。そして、2017年1月1日から、中国環境保護部(MEP)が運営する「国家汚染排出情報公開システム」が運行し始めました。(リンク:http://permit.mep.gov.cn)

 「国家汚染排出情報公開システム」は企業が汚染排出許可証を申請するプラットフォームでありながら、汚染排出情報を公衆に公開するシステムでもあります。汚染排出許可証を取得した企業の所在地や製品情報を始め、汚染物質の種類・排出量・排出口の詳細などが公開されることになります。(下の図は公開情報の1つの画面)

 発行された汚染物排出許可証は3年間の有効期限が持っています(更新可能)。許可証の申請・変更・更新は全てこのOnlineシステムを介して実施する必要があります。許可証が正式に降りるまで、企業が提出した情報が公開され、パブリックコメントを募集することになります。現在、2000社以上の企業が該当システムのアカウントを作成済で、その中に、申請情報を提出した企業が200社以上に上りました。2017年4月4日まで公開されている情報から見れば、23社が既に汚染排出許可証を取得したことがわかりました。一部の企業がこの前地元の規制に基づいて排出権を取得しました。これらの地元政府が承認する許可はまだ有効ですが、今後管理体制が全国統一する傾向が見られる現在、積極的Onlineシステムで申請することをお薦めです。

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