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中国 大気汚染防止の重点工業業界にクリーン生産技術を普及


 中国工業情報化部は7月2日、「大気汚染防止の重点工業業界クリーン生産技術推進方案」(以下「方案」という)を印刷・発布しました。

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 「方案」は、鋼鉄業、建材業、化工と石油化工業、有色金属製錬業の四つの分野における推薦・先進クリーン生産技術が収載されています。また、各生産技術の適用範囲、主要内容、特徴及び将来性分析が詳しく記述されており、工業技術改造のための参考にもなります。

 本「方案」は、工業煙(粉)塵、二酸化硫黄、窒素酸化物、揮発性有機物等の大気汚染物の発生と排出を大幅に削減させ、2017年末までに上記業界における主要な汚染物の汚染排出強度を、2012年と比べ30%以上下げることを目的としています。この目標を達成すると、「国務院の大気汚染防止行動計画の印刷・発布に関する通知」(以下「大気十条」という)に定められた目標(①2017年までに、全国の地級以上都市の可吸入粒子状物質(PM10)の濃度が2012年より10%以上下降、大気の状態が良い日の日数は年々増加;②京津冀(北京・天津・河北)、長江デルタ、珠江デルタ等の地域の微小粒子状物質(PM2.5)の濃度がそれぞれ25%、20%、15%前後下げ、そのうち北京市はPM2.5の年平均濃度が約60μg/㎥に抑えられること)の達成に有利になります。

 政府機関が果たすべき責任のほか、工業情報化部は関係する業界協会について、コンサルティング、技術的サービス及び交流・検討等の面における各自の強みを発揮しながら提携し、地方工業情報化主管部門実施計画の立案を協力し、企業に適用される先進的技術を採用してクリーン生産技術改造の実施を指導するよう呼びかけています。

欧陽結清
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