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天津 VOC排出費徴収開始

要点:

  • 天津市がVOC排出費を徴収し始めます
  • 差別化の費用徴収政策を採用します
  • 淘汰類の生産プロセスと製品も徴収の対象になります

 2014年、中央政府が直接管轄する天津市が全国初めての地方版『工業企業揮発性有機化合物排出基準』を公布しました。しかし、その後の1年半以上の間、北京・湖南・江蘇などが自らのVOC排出費標準を決めたことに対し、天津市が次のアクションをしませんでした。その原因の一つは、天津は歴史がある工業都市で、石油・塗料・医薬品・ゴムなど主なVOC排出源となる業界は天津市の経済基盤ですから。VOC排出費の徴収はこれらの業界への衝撃だけではなく、政府への影響も大きです。それで、長時間の研究と検討を経て、天津市が2016年5月1日から、天津市域内の石油化工と包装印刷業に揮発性有機化合物(VOC)排出費を試験的に徴収することを決め、詳細の費用標準も公布しました。

 北京・湖南と似たように、天津市も差別化の費用徴収政策を採用しました。つまり、企業へ徴収する排出費は排出濃度と排出量によって違います。但し、天津の政策にいくつかの特徴もあります。

  • 北京の20元/kgと比べ、天津市は10元/kgを取っています。これは天津市工業への影響を考慮した結果と考えられます。
  • 排出濃度が国家或いは地方基準の閾値の50%以下の場合、排出費を半額にします。
  • 排出濃度或いは排出量が閾値を超えた場合、排出費が2倍にします。
  • 排出濃度と排出量が両方閾値を超えた場合、排出が3倍にします。この規定は今まで他の地方が出した政策の中にありません。それにより、天津市のVOC排出費の最高値段は30元/kgになります。北京の最高値段40元/kgに比べてまだ低いですが、最高値段は最低値段の6倍になりますから、企業の生産ライン更新を促します。
  • 淘汰類の生産プロセスと製品の排出費が2倍にします。これも他の地方の政策に見当たりません。つまり、淘汰類の生産プロセスで生産しているまたは、淘汰類の製品を生産している企業は、例え排出量の閾値を超えなくても、高い排出費を払わなければいけないことになります。その目的もやはり企業の生産プロセスと製品の更新です。

 徴収された排出費が財政予算に算入し、環境保護専門資金とします。天津は初めてVOC排出費標準を出した地域ではないけれども、その標準の中に一部の特色は今後他の地域の参考になるでしょう。

杜 業翔
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