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ニュージーランド 労働安全衛生(有害性物質)規則が12月1日から発効

 今年7月に公表されたニュージーランドの「労働安全衛生(有害物質)規則(Health and Safety at Work (Hazardous Substances) Regulations 2017)」は来月から正式に発効することになります。今までニュージーランドの化学物質管理分野で重要な役割を果たしている「1996年有害物質及び新生物法(HSNO)」は引き続き有効であります。

 今後、職場での有害性物質への管理は今までの「1996年有害物質及び新生物法(HSNO)」から「労働安全衛生法」の下位規制である「労働安全衛生(有害性物質)規則2017(以降は『本規制』と呼ぶ)」に移行されることになります。本規制は有害物質を製造・使用・取扱い及び保管する事業者に適用され、緊急対応から、暴露基準・GHS・廃棄までの内容を規定しています。

 それと伴い、有害物質管理におけるEPAとWorkSafe(労働安全局)の役割にも変化があります。HSNOは引き続きEPAにより実施されますが、今後は有害物質の承認及び分類・リストの評価などの源泉管理に力を入れます。一方、労働安全局は本規定に基づき、有害物質の職場での取扱いに焦点を当てていきます。

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