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インド プラスチック廃棄物管理規則を改正

 2023年4月27日、インドの環境・森林・気候変動省(MoEFCC)は、国家官報に「2023年プラスチック廃棄物管理改正規則(Plastic Waste Management (Amendment) Rules, 2023)」を公布しました。即日発効となります。

 インドにおける廃棄物や汚染物質から環境を保護するための法規制の内、プラスチックに関して特に挙げられるのは「2016 年プラスチック廃棄物管理規則(Plastic Waste Management Rules, 2016)」です。同規則は2016年公布以来、2018年、2021年、2022年に複数回改正を重ねてきました。既存の2022年改正版と比べ、今回の改正の変更点は主に以下となります。

堆肥化可能なプラスチック材料および生分解性プラスチック材料に関して

生分解性プラスチックの仮証明書の経過期間を1年延長します。仮証明書は、2024年5月31日以降に生分解性プラスチックの生産または輸入を停止することを条件として、2024年6月30日まで有効となります。

マーキングまたはラベリング 

キャリーバッグの硬質プラスチック包装の場合、名称、製造者登録番号および厚さの印字は不要となります。

生産者、再資源業者、製造者の登録

  • 登録を更新する場合、生産者は州公害防止委員会(SPCB)への申請が不要になります;

  • 登録の変更は、既存の拡大生産者責任登録に基づく生産者、輸入者、ブランド所有者(PIBOs)の要請があった場合のみとします。

  • 撤回、一時停止、取消しされないない限り、登録は1年間有効となります。その後3年に一度更新する必要があります。

別表第 2:プラスチック製包装に関する拡大生産者責任に関するガイドライン

  • EPR登録の詳細要件を次のように変更: 登録の際、事業者はPAN番号、GST番号、会社の場合はCIN番号を提供しなければいけません。事業者はAadhar番号を提供することができ、権限を有する者または代表者のPAN番号および必要に応じてその他の必要情報を提供しなければいけません;

  • PIBOの年次申告書の最終提出日が、2022-2023会計年度については2023年10月31日となることを規定します;

  • プラスチック廃棄物処理業者の年次申告書の最終提出日が、2022-2023 会計年度について 2023 年 7 月 31 日となることを規定します。


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杜業翔(ト ギョウショウ)
法規制コンサルタント/Chemlinked Japan編集
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