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韓国 簡易承認対象となる殺生物性活性物質を130種まで拡大

 2021年2月23日、韓国環境部(MoE)は、生活化学製品及び殺生物剤の安全管理に関する法律(K-BPR)に基づく簡易承認の対象となる殺生物性活性物質リストを更新しました。本リストに収載される物質量は115から130まで増加しました。

 K-BPRにより、殺生物性活性物質及び殺生物性製品の事前承認が義務付けられています。現在では、既存殺生物性物質リストには746種の物質が収載されています。そして、これらの物質に、承認を取得されるための猶予期間が与えられます。

 簡易承認は、EUBPR又はUSFIFRAの下で既に承認された第1類の殺生物性活性物質(消毒剤、殺藻剤、忌避剤、殺鼠剤、殺虫剤)に属する殺生物性活性物質に適用されます。簡易承認の対象となる物質に対して、国内製造業者、輸入業者、又は海外製造業者によって指定された唯一の代表者(OR)は、2022年12月31日までに軽減されたデータの提出を承認します。データ提出を免除できる項目は、2021年6月にMoEによって発表される予定です。ご注意するところは、リストに収載されている13種の物質は、リスクが高いために制限されるか、或いは承認されない可能性があります。

 簡易承認に適用する15の物質が追加されることに加えて、当局は27件の却下された申請の詳細を公開しました。

  • 国際評価報告書がないための5物質;

  • 承認のための計画報告の撤回または欠如による19物質;

  • EUで多用途の使用が承認されなかったための3物質。

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呉権升
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