ニュース
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2014-03-12
GB 28644.1-2012とGB 28644.2-2012、危険貨物の例外数量と有限数量
 ここ数年、中国では危険貨物の輸出入運送量が急増しており、それに伴うリスクが大幅に増加しています。国内危険貨物の安全運送を強化し、国際危険貨物運送とリンクさせるため、政府は絶えず関連法規を更新し、新たな標準を制定しています。
2014-03-12
無機物の新化学物質申告について
 中国「新化学物質環境管理弁法」(以下「弁法」という)は中国環境保護部が未知のリスクを有する新規化学物質に対し、未然防止及び事前申告を基本方針とした有効な管理を行うため2003年に発表、施行したものです。  人間が新材料、特殊な機能を持つ新商品に対する絶え間ないニーズは、新規化学物質の研究・開発の推進力となってきました。新規物質の中で、特殊な性質を持つ物質が多く存在しており、一般の物質と比較して、その健康リスク、環境リスクの予測、評価が難問となっています。無機物は特殊な性質を持つ化学物質の中の一種です。MEP(環境保護部)が公表した簡易申告と通常申告に関する統計データによりますと、2013年12月末時点で、簡易申告に基づく新規化学物質のうち、約90%以上が有機物で、無機物は5%に達していないということです。また、ここ数年では、通常申告のうち、無機物申告は2%にも届いていません(2013年12月17日時点のMEP公式ページで掲載された120件の通常申告のうち、有機物申告が118件、無機物申告が2件となります)。無機物について、申告と試験を行う際に特殊性と難題が存在しているほか、申告数量も少ないため、現在参考になる既存の経験や資料はありません。
2014-03-10
「危険化学品環境管理登録弁法」の解説
 危険化学品の頻繁な市場流通に伴い、中国における危険化学品規制管理システムも日増しに整備されてきました。2011年12月1日、新たに改訂された「危険化学品安全管理条例」((国務院第591 号令)以下「条例」という)」が正式に施行され、中国における危険化学品管理が新たなステージに入りました。「条例」中における「環境保護部門が危険化学品環境管理登録を所管する」という規定を徹底するため、環境保護部は「危険化学品環境管理登録弁法(試行) 」 (環境保護部第22号令)を制定し、2012年7月4日環境保護部門事務会議で審議を通過した上で、2012年10月10日に正式発表を行いました。「危険化学品環境管理登録弁法」 は2013年3月1日に正式施行されることになりました。
2014-02-24
国連、欧州連合、中国と米国のGHS分類基準の差異
 ある有害化学物質商品を管理するうえで「一番重要な法規上の職責は何でしょう」と聞かれた際、私達の顧客の大半は化学物質安全技術説明書(SDS)または安全ラベルを思い浮かべます。実際最も重要でありすべてのGHS遵守活動の基礎となる危険性分類を認識する人は非常に少ないです。
2014-02-11
中国、欧州と米国SDS基準の総合分析
 一言でいうと、欧州連合、中国と米国欧州三つの地域における安全データシート(SDS)の編集基準はすべて国連GHS基準に基づき、作成されたものです。欧州連合と中国は国連GHSが定めるSDSの16部分の内容を留めていますが、米国は12部分しか採用しませんでした。そのうち、第12、13、14、15の四部分について強制要求はありません。
2014-01-23
中国における危険化学物質管理の概要
 要旨:本記事は、ここ数年各政府機関から発表された危険化学物質管理に関する様々な目録をまとめると同時に、「危険化学品安全管理条例」(国務院第591号令)実施後新たに追加された目録を考慮した上で、各目録の背景や、主要内容と適用範囲に対してそれぞれ簡単な紹介を行い、中国国内において危険化学物質を取り扱う企業及び従業者にガイド提供を目的とするものです。
2013-12-25
中国新規化学物質登録に基づく一般類、危険類及び重点環境管理危険類化学物質に対する見解
 先日、ある簡易申告(基本状況)を対応した際に、審議委員会から下記のようなコメントが寄せられました:「既存データを分析した結果、該当新規化学物質は重点環境管理危険類物質とされ、リスク管理措置及び環境濃度予測値の提出が必要となる」。「重点環境管理危険類物質」という言葉は通常申告登録証や公示で多く用いられていますが、どうして簡易申告の審査でコメントとして言及されたのでしょうか?もしかして、簡易申告の物質も重点環境管理危険類に分類される可能性があるのでしょうか?上記一連の問題に対して、本記事を通じて詳しく説明します。
2013-12-24
「危険化学品目録」発表難航の裏で
 最近、多くのお客様から「危険化学品目録はいつ発表されるか?」、「どうしてまだ発表されていないのか?」という問題が相次いで寄せられています。規制研究者として長い時間務めてきましたが、私は様々な方面から「危険化学品目録」に関する情報を収集してきました。この記事をきっかけに、業界関係者や政策制定専門家との問い合わせで入手した情報と、政府機関の行政運営と政策決定に対する認識から分析し、この問題に対する見解を説明させていただきます。お役に立てれば幸いです。
2013-12-23
海外企業への提案――簡易申告(通常の場合)の時間を短縮する方法
 中国新規化学物質の簡易申告は、融点、水溶性及びオクタノール/水分配係数の実験データのほか、最多3項目の生態毒性実験データ:急速生分解性、急性水生毒性及び急性陸生生物毒性 が必要となります。通常申告と比べると、簡易申告は投入する時間が大幅に短縮されています。簡易申告に対する要求が減ったとは言え、申告する際に潜在的な問題が発生してしまい、申告が承認されなくなる場合もあります。
2013-12-19
初回「重点環境管理危険化学品目録」が発表へ
 中国の「重点環境管理危険化学品目録」は、複数回にわたり発表される見通しとなっています。一回目の「重点環境管理化学品目録」は合計142物質が含まれています。また、中国当局は2013年3月~4月の間に産業協会を通じて各企業に一回目の意見募集を行いました。