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中国 ガスタンク貯蔵所火災・爆発防止に関わる規定を公布

 中国安全生産監督管理総局は2015年8月4日、「ガスタンク貯蔵所火災・爆発防止に関わる規定十ヶ条」(安全生産監督管理総局第84号令、以下「第84号令」という)を公布し、即日施行することになります。

 具体的な規定は以下の通りです。

  1. 温度、圧力、液位の規定値をずれたままガスタンクを取り扱ったり、許可なしで貯蔵媒体を変更することが禁止される。

  2. ガスタン貯蔵所で手動で水を排出したり、タンクを積卸したりすることが禁止される。

  3. ガスタンクの安全弁、遮断弁及び減圧弁に閉止フランジを取り付けることは禁止される。

  4. ガスタンク貯蔵所に関わる温度、圧力、液位、可燃・有毒ガス警報装置を無効にすることは禁止される。

  5. ガス検知を行なわず、または作業許可証を取得しないままでガスタンク貯蔵所に火を付けたり、限定空間作業を行なったりすることは禁止される。

  6. 浮き屋根式タンク運転中、浮屋根が底部に接触することは禁止される。

  7. ガスタンクまたはタンクに繋がる配管に属性不明、または激烈な反応を引き起こす恐れのある物質を直接に加えることは禁止される。

  8. ガスタンク貯蔵所に防爆的照明、電気施設、器具及び電子器材ではないものを使用することは禁止される。

  9. 免許を取得していない作業員、または関連資格を有していない請負業者のタンク貯蔵所内での作業は禁止される。自動車または外部人員について、許可を取得しなければタンク貯蔵所に立ち入ってはなりません。

  10. ガスタンク貯蔵所における設備が不整備のまま、または安全診断に不合格したままで運転することは禁止される。

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