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月次化学物質規制ニュースまとめ:欧州・北米編(2022年9月)

 2022年9月、欧州委員会は新たなハザードクラスの導入について意見募集案を公布しました。一方、米国環境保護庁(EPA)は農薬製品に含まれる特定のPFASの認可された使用中止を提案しました。

 皆様が化学物質規制の最新情報を把握できるよう、Chemlinked Japanは毎月欧州・北米における主な規制動向をお届けします。2022年9月分の動向は以下をご覧ください。

欧州連合(EU)

 2022年9月20日、欧州委員会は『分類、表示、包装(CLP)に関する規則』改正の一環として、新しい危険有害性クラスを導入する法律案を公布し、2022年10月18日までの意見募集を開始しました。今回は難分解性・生物蓄積性・毒性 (PBT)、高持続性・高生体内蓄積性物質(vPvB)、難分解性・移動性・毒性(PMT)或いは非常に高い難分解性・移動性(vPvM)を有する内分泌かく乱物質の危険有害性クラス及び判定基準を追加する予定です。(詳細は英語原文をご確認ください)

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  1. barium bis[2-chloro-5-[(2-hydroxy-1-naphthyl)azo]toluene-4-sulphonate]; C.I. Pigment Red 53:1(EC番号:225-935-3;CAS番号: 5160-02-1)

  2. fluoroethylene(EC番号:200-832-6;CAS番号:75-02-5)

北米

 2022年9月1日、米国環境保護庁(EPA)は人の健康と環境を保護するため、農薬製品への使用が承認された現在の不活性成分リストから、12のペルおよびポリフルオロアルキル物質(PFAS)を削除することを提案しました。(詳細は英語原文をご確認ください)

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羅 雪純(ラ セツジュン)
ChemLinked Japan編集
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