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月次化学物質規制ニュースまとめ:欧州・北米編(2022年11月)

 2022年11月、英国環境・食糧・農村地域省(Defra)はUK REACH規則に基づく登録データの提出期限を延長することに関する意見募集の結果を公表した。一方、カナダ政府はNa3NTAの最終スクリーニング評価を公布しました。  

 各国の化学物質規制が日々変化する中、皆様の情報収集をサポートするよう、Chemlinked Japanは毎月欧州・北米における主な規制動向をお届けします。2022年11月分の動向は以下をご覧ください。

欧州連合(EU)及び英国(UK)

 2022年11月29日、英国環境・食糧・農村地域省(Defra)がUK REACH規則に基づくすべての登録データの提出期限を延長することに係る意見募集(CL-JP記事をご参照)の結果を公表しました。その結果を踏まえて、Defraはスコットランド自治政府とウェールズ政府の同意を得た上で、第2次立法を通じてUK REACH登録期限を3年延長することを推進する予定です。(詳細は英語原文をご確認ください)

 その他のニュース一覧:

北米

 2022年11月26日、カナダ政府がトリナトリウム=2,2',2''. -ニトリロトリアセタート(Na3NTA)の最終スクリーニング評価を公表し、当該物質が毒性基準を満たしていないことを明確化しました。その潜在的な健康上の懸念を考慮し、カナダ政府はNa3NTAが有毒である、または有毒の恐れがあることを決めるため、重要新規活動(SNAc)条項の適用に関する意見募集を2023年1月25日まで開始しました。(詳細は英語原文をご確認ください)

羅雪純
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