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台湾 「化粧品防腐剤成分名称及び使用制限表」を公布

 2019年7月31日、台湾衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は、防腐剤の使用制限とラベル規格を規定する「化粧品防腐剤成分名称及び使用制限表(草案)」(以下、リストと略称)の修正版を公布しました。2020年1月1日から発行する予定です。今年7月1日から発効した現行版と主に以下の4の変更点があります。

  • 一部の防腐剤を削除される

 一部の防腐剤が1の種類に統合されます。また、塩化セチルピリジニウムとクロフルカルバンなど、合計10防腐剤がリストから削除されました。

  • 一部の防腐剤の名称が変更される

リストに記載されている一部の防腐剤の名称が変更されます。例えば、クロラミンTの名前は、ベンゼンスルホンアミドからトシルクロラミドナトリウムに変更されました。

  • 口腔ケア製品の使用制限と規格

新化粧品衛生安全法により、台湾では口腔ケア製品は化粧品として管理されることになりました。これによって、リストでは口腔ケアとリップ製品の防腐剤使用規則を規定しています。例えば、現在安息香酸の用量制限は0.2%ですが、リストでは以下のように規定されます。

 表1

名称CAS No.使用範囲使用量制限
安息香酸65-85-0/
532-32-1
(a)すぐ洗い落とし製品 (口腔ケア製品を除く)
(b)非すぐ洗い落とし製品
(c)口腔ケア製品
(a)2.5% (安息香酸で計算)
(b)0.5% (安息香酸で計算)
(c)1.7% (安息香酸で計算)
  • 一部の使用制限とラベル規格を追加する

リストには、化粧品での防腐剤の使用に関する細則が追加されます。例えば、クロロブタノールを使用する製品には、「クロロブタノールを含む」という表示を記載されるラベルを付ける必要があります。

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