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台湾 毒物及び化学物質の管理に新たな部署を設置

  台湾は行政院環境保護署(EPA)の下に、「毒物及び化学物質の源泉管理」をする部署を新たに設置することが明らかになりました。その名は「毒物及び化学物質局」です。定員95名、2016年末に設立を完了し、活動し始める予定です。毒物及び化学物質の源泉管理の他、関係の監督管理業務にも携わることになります。

 10月5日に公表された「暫定組織規程」によれば、毒物及び化学物質局の責務は以下のように8つがあります。

  1. 化学物質登録政策と法規制の研究・執行及び監督管理;
  2. 毒性化学物質管理政策と法規制の研究・執行及び監督管理;
  3. 毒性化学物質災害防止政策と法規制の研究・執行及び監督管理;
  4. 環境用薬管理政策と法規制の研究・執行及び監督管理;
  5. 化学物質情報整合分析の運用・協調執行と検査;
  6. 毒性化学物質の技術研究と発展;
  7. 化学物質管理国際連携の企画・推進及び協調;
  8. その他毒物及び化学物質に関する管理事項。

 現時点でまだ見通しが立っていませが、台湾当局はずっと今の環境保護署(EPA)の代わりに、「環境資源部」を設立することを考えています。今回の「暫定組織規程」の第6条によれば、今後「環境資源部」が設立した時点で、毒物及び化学物質局は廃止となります。

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杜 業翔
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