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EU 竹繊維-メラミン製品の撤回を要請

 2021年2月15日、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの経済同盟は、EU食品接触材料における竹繊維及びその他の無許可の添加物の使用問題に関する共同書簡を発表しました。

 共同書簡では、竹繊維プラスチック(「竹繊維メラミン」プラスチックなど)が欧州連合(EU)No 10/2011年食品接触プラスチック規制第5条の認可物質の使用要件を満たしていないことを明確に指摘しています。製造業者または流通業者は、EU市場から「竹繊維メラミン」プラスチック製品の撤回を要求します。

 「竹繊維メラミン」プラスチック製品は、主に再使用可能な皿、ボウルなど食器の製造に使用されており、加盟国も既にEU市場にそのような不合格製品が多数存在することも発見しました。更に、メラミンとホルムアルデヒドの移行量は、(EU)No 10/2011で指定された特定移行上限値を大幅に超えたため、多くのこれらの製品が市場から回収されました。

 2020年に、EU RASFFは、EUから輸入された合計124件の不適格な食品接触材料を通知しました。 その中には、メラミン竹繊維やコーンスターチ製品が17例あり、20%を占めています。

 最後に、共同書簡は、輸入業者が「メラミン竹繊維」製品をEUで販売することを希望する場合、(EC)No1935 / 2004に基づいてEFSAに新物質申請書類を提出する必要があることを指摘しました。

呉権升
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