2020年12月16日、中国生態環境部（MEE）は「企業温室気体審査指南（試行）」意見募集案に関する通知を公布しました。そして、意見募集の締切期限は2020年12月29日です。

　本指南は、主要排出機構の温室効果ガスに関する検証手順と審査要点を規定しています。 そして、省級生態環境部門は、年次排出報告書の検証、初回備案の監視計画及び備案された監視計画の改訂などの重点排出機構の温室効果ガス排出量及び関連データの審査に適用されます。また、重点排出機構以外のその他の企業又は経済組織の審査、地方炭素排出権取引市場の審査、科学研究等のその他の目的に基づく審査作業は、本指南を参照して実施することができます。

　審査作業のプロセスの詳細は以下となります。

　一、審査技術チームの編成

　省級生態環境部門は審査技術チームを編成し、行政地域内においての審査技術上の責任を負います。

　二、書類審査

　省級生態環境部門は書類審査の任務を割り当て、審査技術チームは書類審査を実施し、「書類審査結果」という報告書を出します。

　三、現場審査範囲を確定

　省級生態環境部門は「書類審査結果」に基づいて、立入検査範囲を確定します。審査技術チームは立入検査リストを作成します。立入検査の必要はない企業に対して、審査技術チームは審査合格結論を出します。

　四、省級生態環境部門は立入検査チームを編成します。

　五、立入検査を実施

　立入検査チームは現場審査リストを完成して審査技術チームに送ります。審査技術チームは合格かどうかを判定します。合格する場合、審査合格結論を出します。不合格の場合、審査技術チームは業界指南及びデフォルト値に基づいて排出量と関連データを推定します。