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中国初のリチウムイオン電池国家標準が8月発効

 中国国家標準委員会(SAC)が近頃公布した「携帯型電子製品用リチウムイオン電池・電池パック安全要求」(GB 31241-2014)は、2015年8月1日から施行されます。

 本標準はリチウムイオン電池・電池セルの電気安全、環境安全、機械安全に関わる基準及び試験方法が定められています。試験の指標によって、電池セルの試験項目は一般的な安全性(安全パラメータ、表示、危険有害性情報、耐久性)のほか、環境試験、電気安全試験、保護回路の安全性試験、保護回路システムの安全性試験などを含む30項目あまりの試験の実施が要求されています。

 本標準は国際的な標準(UN、IEC、ULなど)の試験方法を参考の上で熱の濫用、過充電耐久試験、落下試験などについて修正・改善されたものであり、保護回路試験、高温試験、材料の耐火性試験等の新たな試験項目が追加されました。一方、熱濫用試験、保護回路試験等の新たな試験項目は関連国際標準に認められています。

 本標準はリチウムイオン電池製品及び二次電池等の製品の安全性向上にとって重大な意味を持っています。

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