中国 「591号令」違反、上場企業に罰金
2018年7月、蘇州市安全生産監督管理局が「危険化学品安全管理条例(国務院591号令)」違反として、ある中国の上場企業に行政処罰を出しました。
蘇州市安全生産監督管理局が該当企業に対する安全検査を実施した過程で、一部の危険化学品は専用の倉庫に貯蔵していないことを発見しました。それは「危険化学品安全管理条例」第二十四条の1を違反しているため、同条例第八十条の1第4項により、改正命令を出すと共に、53,750元の罰金を課しました。
該当企業の取締役会は声明を出し、蘇州市安全生産監督管理局の処罰を真摯に受け止め、速やかに対策を取ることを表明しました。
該当企業は主に洗剤と粘着剤を生産しています。2015年に、中国の「新三板」という株式市場(日本の“店頭登録市場”に当たる)に上場しました。
近年、当局は危険化学品への監督管理は強化する傾向を示しています。企業側も十分注意すべきだと専門家が話しています。