2018年4月26日に更新した「台湾化学物質登録情報公開検索プラットフォーム」には、合計1,464件の新化学物質登録と178,805件の既存化学物質登録が含まれています。

その内、新化学物質の登録タイプごとの件数は以下となります。

　プラットフォームで公開された各新化学物質の登録情報は「物質基本識別情報」と「物質製造・用途及び暴露情報」二つの部分からできています。「物質基本識別情報」はCAS番号・物質名（英文と中文）・登録タイプ・量級・登録人・登録番号・有効期間等が含まれています。一方、「物質製造・用途及び暴露情報」は該当物質は輸入または製造のどちらに該当するか、サプライチェーンの中にどんな状態で存在しているか（例えば、混合物の中に存在する）などの情報が記載されています。

　何の基本情報を入力しなくても、全1,463件の登録情報にアクセスできる新化学物質と比べて、既存化学物質の方はCAS番号またはシリアル番号を頼りに検索することしか許されず、登録者名や、登録番号などでさえ検索に使うことができません。また、公開されたの情報も「用途ごとの割合」と「登録者の数」だけです。

　これらの登録は全部「毒性化学物質管理法」の下位法規制である「新化学物質及び既有化学物質資料登録弁法」に基づいています。去年9月に続いて、今年3月27日、台湾環境署（EPA）は二度目の「新化学物質及び既有化学物質資料登録弁法（改正案）」を予告しました。意見募集期間は予告してから60日間となります。関係のCL-JP記事はこちらでご覧ください。

関係リンク：

• 台湾化学物質登録情報公開検索プラットフォーム