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上海VOC費用徴収、第二段階に入る

 2015年6月、環保部が財政部・発展改革委員会と共同で「揮発性有機化合物汚染排出費用徴収試点弁法」を公布した以来、多くの行政区が地方版VOC汚染排出費用徴収標準を作成しました。上海市もその年の12月に、上海市VOC排出費徴収標準を公布しました。

 石油化学工業と包装印刷業しか徴収対象にならない環保部の「弁法」と比べ、上海の政策は造船業・自動車など、合計12の業界に及んでいます。上海市の工業への影響を考慮し、政策の実施を3つの段階に分けられてきました。

 

1.第一段階:2015年10月1日から、国が指定した業界の上、塗料インク生産・車製造と造船業を徴収対象にします。値段は10元/kgで、北京市の標準より低く、天津市の標準と同じです。

2.第二段階:2016年7月1日から、更に工業塗装/塗布などの業界を徴収対象に追加します。値段は15元/kgまで引き上げます。

3.第三段階:2017年1月1日から、家具製造・医薬製造・電子製品・ゴム・プラスチック等の業界も加わります。値段は20元/kgまで上げます。

 

 他の一部の行政区と同様に、上海も差別化の費用徴収政策を採用しました。

  • 上海市工業VOC対応措置の要求を満たし、排出濃度が閾値の50%以下、且つその年に環境保護部門から罰されたことのない企業に対して、排出費を半額にします。
  • 上海市工業VOC対応措置を取っていない、または、排気処理設備の稼働が異変がある、或いは排出量・濃度が閾値を超えた企業に対して、排出費を2倍にします。
 
 今までの実施状況から見れば、一定の効果が見られています。ある塗料企業が200万元の資金を投入し、新しい生産方法へ切り替えることに踏み切りました。見積もりにより、新しい生産方法の採用により、合計91トン/年のVOC削減ができ、第三段階の排出費徴収標準で換算すると、183.12万元/年の排出費を節約ことができます。これは、環境と企業両方ともウインウインの結果と言えるでしょう。

 上海市環境保護局の方の話によると、こうした企業の排出削減対策の進行に連れ、上海市全体が徴収した費用が2016年にピークに達し(8億元)、それ以降徐々に減少傾向になる見込みです。

杜 業翔
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