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フィリピン CBI申請時の要件を明確化にするガイドライン(意見募集案)を公開

 2023年11月、フィリピン環境天然資源省(DENR)の下部組織である環境管理局(EMB)は、同局に申請される一般および許可が必要な化学物質の評価における企業秘密情報(CBI)保護申請の要件を明確化にする行政命令案を公表しました。適用の対象となるのは以下となります。

  • 製造輸入前届出(PMPIN)

  • ポリマー/低懸念ポリマー(PLC)のPMPIN免除

  • 少量新規化学物質輸入(SQI)証明書

  • 優先化学物質リスト(PCL)

  • 化学物質管理命令(CCO)

 通常、化学物質の評価のために有効な化学物質名とCAS登録番号(入手可能な場合)を記載した100%組成情報を提出する必要があります。CBI保護を申請する場合、関連情報は別途提出すること可能です。申請者は、以下の情報を記載したCBIフォーム(下記に示す)をEMBに提出することが求められています。

  • CBI 情報提供者に関する情報

  • 情報のどの部分を CBI とするに関する説明

  • CBI を要請する正当性がある理由(具体例を示すこと)

  • CBIの評価を必要とする企業の情報

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 PMPINの場合、CBIの申請はオンライン許可・監視システム(OPMS)を通じて提出することができます。まず、PMPINの申請者は、CBI提供者から提出される項目とCBI提供者の情報を提出します。その後、OPMSからCBI提供者に情報提出方法に関する指示を電子メールで送られます。CBI提供者はそれに従い、情報提出を完了させます。PMPINの申請者は情報の提出が完了してから申請が成功したことを確認することができます。

 PCLおよびCCO化学物質については、それらが混合物でない限り、情報の機密保持は認められません。その場合、PCL/CCO以外の成分をCBIとして要求することができます。

CBI保護の申請者が提供する正当性がある理由に関して、草案では以下の条件が規定されている:

  • 提出されたCBIの真実性について誰が責任を持つかを明示すること。

  • その情報がCBIである理由を明確に説明すること。説明は具体的でなければならず、仮定のものであってはならない。

行政命令案はこちらからご確認することができます。


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杜業翔(ト ギョウショウ)
法規制コンサルタント/Chemlinked Japan編集
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