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カンボジア 「化学品管理法」制定が難航


 カンボジア当局は近頃、「化学品管理法」(Legislation on Sound Chemicals Management)を起草しました。草案は現在その他の関連部門に審議・修正されています。

 カンボジア地球環境部は2012年から「化学品管理法」の起草を開始しました。これは、「国際的化学物質管理に関する戦略的アプローチ」(Strategic Approach on International Chemical Management:SAICM)のクイックスタートプログラム(QSP)の一部分です。本規制は国連GHS改訂第4版に基づき作成され、分類やラベル、SDS、緊急時応急措置、申告及び登録等、合計10章の内容が含まれています。カンボジア当局は「化学品管理法」を通じて、化学品に関わるサプライチェーンについて厳しい規制を設けると予測されます。

 農林水産省(Ministry of Agriculture)、保健省(Ministry of Health)が本規制について審議・修正を完了後、国民会議(National Assembly)に提出して更なる検討が必要となります。しかし、社会情勢が不安定であるため、審査が難航しています。カンボジア国内情勢が安定して初めて「化学品管理法」の正式発表が可能になります。

欧陽結清
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