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イギリス  2022~2024年ローリング行動計画を発表、物質評価を開始

 EU REACH等の他の法規制によって実施される評価作業を流用する代わりに、2022年3月、イギリス英国安全衛生庁(HSE)が「UK REACH規則」第44条および「UK REACHにおける物質評価へのアプローチ」の基準に基づき、下表に掲げる2022~2024年ローリング行動計画(以下、「計画」という)を公布しました。 

 本計画により、当該年度を含む今後3年間に物質評価の優先順位が高いとされる物質が選定されています。そして、物質の危険分類、ばく露状況および供給量という選定基準に従い、今年は次の2物質を評価する予定です。

年度物質名EC番号CAS番号選定理由
2022年Paraffin waxes and hydrocarbon waxes, chloro
(塩化パラフィン)
264-150-063449-39-8
  • 難分解性・生物蓄積性・毒性 (PBT)或いは高持続性・高生体内蓄積性物質(vPvB)のおそれの疑いがある;

  • 広い範囲で使用される;

  • 高いトン数。

2022年2,2'-Diallyl-4,4'-sulfonyldiphenol
(2,2′-ジアリル-4,4′-スルホニルジフェノール)
411-570-941481-66-7
  • 内分泌かく乱に基づく潜在的なばく露;

  • 発がん性・変異原性・生殖毒性(CMR)のおそれの疑いがある;

  • 広い範囲で使用される。

2023年未定、2023年5月31日までに更新///
2024年未定、2024年5月31日までに更新///
羅 雪純(ラ セツジュン)
ChemLinked Japan編集
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