フィリピン食品医薬品局(FDA)は2013年11月14日、「家庭/都市危険有害物質含有指定製品(HUHS)に関する申告ガイダンス」を発表しました。政府当局は、14種類の関連製品に対して申告手続きを簡素化することによって市場における健全な競争と技術革新を推進すると共に、企業に製品の品質と安全の保証の必要性に対する意識の徹底を求めています。それに伴い、FDAも市場に出された製品に対する監督管理を強化する方針です。
該当ガイダンスは下記製品に適用されます:
1. ペンキ、食器用塗料、ニス
2. 溶媒系塗料 、 ラッカーシンナー、ミネラルスピリット
3. 接着剤(コンタクトセメント)
4. 研磨剤、ワックス(金属用、木製品用と靴用)
5. 漂白剤
6. 洗剤
7. 消毒剤
8. 洗浄剤(棒状、液体状、または粉末状)
9. 食器用洗剤(液体状または糊状)
10. 接着剤/のり
11. ファブリック染料、柔軟剤、コンディショナー
12. 教育用品及び色々な化学品組合せ(ペースト、クレヨン、鉛筆、水彩絵の具、スティックのり/ノリ、修正液/消しゴム、オイルパステル、アートペイント、チョーク、粘土)
13. 文房具/アートペーパー(色付きまたは香り付き)
14. 芳香剤(消臭剤、ファブリック芳香剤、アロマテラピー製品、アロマキャンドル、ゲル、スプレー)
上記製品の各調合の各包装は全て申告する必要があります。申告者は有効なHUHS製造・営業許可証を保有しなければなりません。また、企業は申告の承認された日より、あらゆる申告製品に関する製品情報ファイル(PIF)を作成し、資料を該当製品が最後に市場に出された日から三年間にわたり保存しなければなりません。その間フィリピンFDAが不定期に点検を行います。申告を行う途中で資料に変更があった場合、改めて申告を行わなければなりません。
また、すでに発行された製品登録証明書に更新する必要があったり、情報に変更があった場合も、改めて申告を行う必要があります。その際の申告パターンは「初級申告」となります。
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