2023年5月にスイスのジュネーブにおいて、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約（POPs条約）」の第11回締約国会議（COP11）が開催されました。本会議では、個別の適用除外を設け、デクロランプラス（DP）を同条約の附属書A（廃絶）に追加することが決定されました。これをうけ、欧州委員会は最近、欧州POPs規則（（EU）2019/1021）の附属書Iを改正し、デクロランプラスを規制対象として追加するイニシアチブを発表しました。意見募集期間は、2024年7月24日までとなります。そして、今回の改正案は2025年2月26日に発効する見込みです。