ペルおよびポリフルオロアルキル物質（PFAS）は、撥水性・撥油性・防汚性などの特性を持っていることから、食品接触材料、化粧品、玩具、繊維製品、電子機器や家具など様々な用途に幅広く使用されています。しかし近年、「永久に残る化学物質」とも呼ばれるPFASは、欧州連合（EU）に規制強化がされています。特に、2023年2月に公布された欧州PFAS規制案（以下、「PFAS規制案」という）は、PFAS全面禁止への第一歩と言えます。