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ダウ・ケミカル サプライチェーンを強化 持続可能な開発を推進へ

 近頃発生した複数の職場重大安全事故や環境汚染の深刻さは、いずれも中国が急速な経済成長と環境・衛生・安全を取捨選択しなければならないことを示しています。経済成長と環境・衛生・安全の両者間は矛盾していませんが、中国化学品市場の現状から見ると、化学品に対する監督管理を強化すると、間違いなく産業の成長に悪影響を及ぼします。これらの問題に対して、世界のリーディングカンパニーや企業代表者は非常に重要視しています。そのうち、ダウ・ケミカルは、アジア太平洋地域において積極的に持続可能な開発を提唱し、先頭に立って自主改善案を提出し、中国の環境・衛生・安全問題の解決に貢献をしています。

 ダウ・ケミカルのアジア太平洋サプライチェーン及び業務サービス責任者麦可輝氏は、「2013年度中国石油化学製品サプライチェーン・サミット」で、「グローバルサプライチェーンの持続可能な開発を推進し、中国での力強い成長を実現する」というテーマについて演説し、ダウ・ケミカルS4TARプロジェクトを紹介しました。

 ダウ・ケミカルS4TARプロジェクトは2011年11月、正式に立ち上がりました。産業の持続可能な開発の推進や、サプライチェーンにおいて安全(Safety)、持続可能性(Sustainability)、社会的責任(Social Responsibility)及びサービス(Services)分野で顕著な業績を上げた関連企業の表彰に用いられます。プロジェクトの概観は下図のように表します:

プロジェクトオーバービュー

 運送会社、倉庫会社及びフォワーダーを含むダウ・ケミカルS4TARプロジェクトの参加者は全て、得るものが大きかったと表明しました。プロジェクトの立ち上げから一年後には、運送安全、サービス、仕事の進捗に関係する不良率が20%減少しており、倉庫関係の不良率が55%も減少したことがデータ分析から明らかになりました。参加者は、規制対応の持続、温室効果ガス排出量の低減及び廃棄物処分の定着を約束しました。

 なお、中国はアジア太平洋地域において初めてダウ・ケミカルS4TARプロジェクトを展開した国となります。素晴らしい業績が上げられたため、プロジェクトは引き続きでインド、日本で展開され、近い将来韓国まで展開される見通しとなっています。

 

欧陽結清
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