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中国 新汚染物対策の実施、環境リスクとその管理のための強固な標準システム

 中国は、新汚染物の管理および環境リスクのスクリーニング、評価、制御するための包括的な基準システムを確立し、環境汚染対策を強化しています。

 中国は環境汚染への対策において大きな進展を遂げており、特に新たな汚染物質の出現に対応しています。これらの汚染物質には、国際条約で規制されている残留性有機汚染物質、内分泌かく乱物質、抗生物質などが含まれます。これらは多くの場合、有毒・有害な化学物質の生産と使用から生じています。

新汚染物のリスト

 生態環境部(MEE)が2024年7月9日に公開した「化学物質の環境リスクを評価及び管理制御するための技術標準体系の枠組み(案)」の中に、新汚染物は主に以下のものが含まれます:

 2022年5月に中国国務院が発表した「新汚染物管理行動計画」では、化学物質の調査とモニタリングにより環境リスクを評価し、新たな高リスク汚染物質を正確に特定することが求められています。この計画では、2025年までに、環境リスクが高く、生産量が多い化学物質のリスク評価のための環境リスクのスクリーニングを完了し、一部の化学物質の環境リスク評価を終了するという目標が設定されています。

 化学物質の環境リスクと管理のニーズをサポートするために、この計画ではリスク評価と管理のための強力な技術標準システムを構築することを目指しています。この取り組みは、生態環境部(MEE)を中心に、他の省庁との協力によって進められ、リスク評価、エコ・社会影響分析、ハザードテストなどに関する幅広い基準が策定されます。そして、この取り組みは、「化学物質の環境リスクを評価及び管理制御するための技術標準体系の枠組み(案)」に結実し、2024年7月9日にMEEによって公衆の意見を求めるために公開されました。

 この枠組みの下では、「スクリーニング、評価、制御」の段階的な原則に基づいて標準システムが構築されます。このシステムは、以下の3つのサブシステムから構成されます:

  • 化学物質環境リスクのスクリーニングに関する技術標準サブ体系

  • 化学物質環境リスクの評価に関する技術標準サブ体系

  • 化学物質環境リスクの制御に関する技術標準サブ体系

スクリーニング

 産業界が日常的に使用する多数の有害化学物質の生産・使用を考慮すると、潜在的な健康危害、環境リスク、および曝露レベルに基づいて主要な化学物質を特定し、優先順位を付けることが不可欠です。

 優先化学物質のスクリーニングに関する技術ガイダンスは、優先評価における原則、手順、および技術要件を体系化するために重要です。この目的のために、「優先評価化学物質スクリーニング技術ガイドライン(HJ 1229-2021)」が発行され、科学的なスクリーニングアプローチを提供しています。

 また、化学物質の環境統計および化学物質命名に関する技術仕様の策定もこのサブシステムで強調されています。化学物質命名に関する技術基準としては、「新化学物質申請類似名生成ガイドライン(HJ/T 420-2008)」や「化学物質環境管理命名規範(HJ 1357-2024)」がすでに策定・発行されています。

評価

 優先順位を付けることで、どの化学物質が詳細な評価を受けるべきかが決定され、化学物質に関連する環境および健康への危害のレベルが判断されます。

 「化学物質環境リスク評価技術方法フレームワークガイド(試行)」(環辦固体〔2019〕54号)に基づき、この評価サブシステムは、環境および健康危害評価、環境および健康曝露評価、環境および健康リスクの特性評価に関する包括的な基準を作成します。

これに関連する既存の技術標準やガイドラインには以下が含まれます:

 エコトキシコロジー試験や環境リスク曝露評価の技術基準の開発・改訂が優先されており、現在急務とされています。危害試験分野では、例えば水生生物毒性や魚類急性毒性など、産業界での試験が難しい危害エンドポイントがあります。この問題を対処するため、MEEは他の省庁と協力して関連する試験基準を策定します。加えて、同省は現行の試験基準を強化し、その精度と有効性を向上させる予定です。

制御

 環境リスク制御のためのサブシステムは、「源の禁止と制限、プロセスの排出削減、最終処理」の原則に基づいて設計されていますが、現在はまだ初期段階であり、既存の基準は存在していません。

 この枠組みによれば、製品中の有害化学物質の使用制限に関する基準が策定される予定です。

 使用制限に加えて、代替技術の革新アプローチも奨励され、枠組みによって支援されています。例えば、華南環境科学研究院(SCIES)は2024年8月に「T/CSES 151-2024 グリーン代替案の評価に関する技術指南」という中国環境科学学会のグループ標準を開発しました。

 新汚染物質の環境リスク管理の社会経済的影響に関する技術ガイダンスの策定も進行中です。

その他、今後開発予定の技術基準やガイドラインには以下が含まれます:

  • 新汚染物の環境影響評価に関する標準的技術ガイダンス

  • 汚染物の排出削減に関する業界ベストプラクティスの技術ガイダンス

  • 新汚染物の環境排出制御に関する標準

  • 排出制限基準と支援的な分析試験方法

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杜業翔(ト ギョウショウ)
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