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中国 個人用保護具に含まれる有害物質に関する国家標準を発表
新たに発表された国家標準(GB)は、個人用保護具(PPE)に含まれる複数の有害物質に対する規制基準を導入します。

 2025年6月30日、中国国家標準化管理委員会(SAC)および国家市場監督管理総局(SAMR)は、新しい国家強制性標準であるGB 31420-2025を共同で発表しました。この標準は、個人用保護具(PPE)に含まれる有毒・有害物質および制限物質に関する要件を定めています。これにより、従来の標準であるGB/T 31420-2015、GB/T 31419-2015、およびGB/T 31009-2020が置き換えられ、規制対象物質の範囲を統合し、より広範な保護具に拡大しました。

 この新標準は2026年7月1日より施行され、PPE製品に含まれるさまざまな化学物質に対して厳しい基準を設けることで、労働者の安全と健康を保護することを目的としています。

この標準は、以下のようなさまざまなPPEタイプを対象としています:

  • 頭部保護具

  • 目と顔面保護具

  • 聴覚保護具

  • 呼吸用保護具

  • 保護衣

  • 手の保護具

  • 足の保護具

  • 墜落防止保護具

標準では、以下の有毒・有害物質および制限物質に対して厳しい基準を設けています:

  • 重金属(鉛、カドミウム、ニッケル放出量、六価クロム)

  • ポリ臭化ビフェニル(PBBs)およびポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)

  • フタル酸エステル類(DEHP、BBP、DBP、DIBP)

  • ホルムアルデヒド

  • 分解性発がん性芳香族アミン(付録Aに記載)

  • 多環芳香族炭化水素(PAHs)

  • 禁止および制限難燃剤

  • ジメチルホルムアミド(DMFa)

  • クロロフェノール類(2,3,5,6-テトラクロロフェノール、ペンタクロロフェノール)

  • フマル酸ジメチル

  • アルキルフェノールおよびアルキルフェノールエトキシレート(APEO)

 PPEの皮膚に直接触れる材料については、重金属に対して厳しい基準が設けられています。鉛は1000 mg/kgを超えてはならず、カドミウムは100 mg/kgに制限され、六価クロムは3 mg/kgに制限されています。

 保護衣に関しては、繊維、プラスチック、金属、その他の付属品に含まれる塗料およびコーティングにおいて、鉛とカドミウムに対して最も厳しい基準が適用されます。具体的には、鉛含有量は90 mg/kgを超えてはならず、カドミウムは40 mg/kgに制限されています。

 さらに、保護衣には、禁止または制限難燃剤に対して10 mg/kgの制限が適用されます。これらの難燃剤の詳細な種類は、「グリーン製品評価 繊維製品(GB/T 35611-2024)」の付録Lに記載されています。

 加えて、他の保護具に対しても具体的な制限が設けられています。手の保護具に含まれる多環芳香族炭化水素(PAHs)は1 mg/kgに制限されており、足の保護具に含まれるクロロフェノール類(2,3,5,6-テトラクロロフェノールおよびペンタクロロフェノールを含む)は0.5 mg/kgを超えてはなりません。

 詳細な試験方法は、標準の付録Bに記載されています。

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杜業翔(ト ギョウショウ)
REACH24H杭州本社 法規制コンサルタント/Chemlinked Japan編集
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