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韓国 3つの有毒物質及び1つの制限物質を新規指定へ(2023年8月1日更新)

Updates:2023年8月1日、韓国国立環境科学院(NIER)は告示第2023-41号告示第2023-42号を公布し、有毒物質リスト(TCSL)及びGHS分類リストの改正案を採択しました。

 これにより、更新後のTCSLは2023年11月2日に発効し、GHS分類リストの改正は即日施行されることとなりました。


 現在のところ、韓国国立環境科学院(NIER)は告示第2023-301号で、有毒物質リスト(TCSL)、制限物質リスト(RCSL)及びGHS分類リストの改正案を公布し、2023年7月10日までの意見募集を行っています。

 今回の主な改正内容は下記の通りです。

  • K-REACHの登録手続きを経て、危険有害性評価により毒性が確認された3の有毒物質(NIER固有番号:2023-1-116 ~ 2023-1-118)、及びこれらの物質の有害性分類情報・絵表示・注意喚起語・危険有害性情報・M係数・国連番号などを新たに追加(下表をご参照);

固有番号物質名CAS番号
2023-1-116Cobalt manganese nickel oxide37348- 84-8
2023-1-117Silica gel reaction products with chromium oxide (CrO3) and ethoxydiethylalu minum932384 -12-8
2023-1-1181-Bromo-2 -methylbenzene95-46- 5
  • Acrylamide(CAS番号:79-06-1)を制限物質(NIER固有番号:06-5-14)として新規指定し、関連情報を追加;

  • 従来に指定された5の有毒物質(NIER固有番号:97-1-24、97-1-106、97-1-171、97-1-205、2005-1-547)の分類情報を更新。

 今後、改正案が承認されれば、公布の日から施行される予定です。これにより、対象物質を取扱う者は『化管法(CCA)』第16条に従い、2024年7月1日までにラベルの更新を完了する必要があることになります。

羅 雪純(ラ セツジュン)
ChemLinked Japan編集
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