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中国 新化学物質判別の費用を下げる

 2017年9月30日、中国環境保護部固定廃棄物と化学品管理技術センター(SCC-MEP)が公式サイトに、「新化学物質新規性調査委託の技術判別費用徴収標準削減に関する通知」を出し、新化学物質の判別費用を物質1個当たり5,000元から3,000元に減額することを発表しました。この減額は直ちに発効することになります。

 当局による中国新化学物質判別サービスは2003年からスタートし、当初は無料でした。2009年10月15日から、1物質につき200元が請求され、さらに2013年に600元、2016年に5,000元に値上げされました。

 企業は中国市場に進出する以上、自分が扱う物質が中国の既存物質リスト(IECSC)に収録されいるか否かを確認することは必要不可欠です。中国の既存物質リストの中にCBIの関係では分子式およびCAS番号が記載されていない物質も数多く存在していることを考えると、当局に判別を依頼するのは唯一信頼できる方法とも言えます。しかし、この前の費用基準が高すぎて、業界から苦情を訴えられることがしばしばあります。企業の負担を減らす視点で、今回の減額が決められました。

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