要点:2020年まで、中国環境保護部は約800件の環境保護関係標準を更新または新設する予定です。
2017年4月10日、中国環境保護部(MEP)は、「中国の第13次5ヵ年計画における環境保護に関する標準の開発計画」(以降”開発計画”という)を発表しました。発表した内容によれば、2016年〜2020年の5年間に、約800件の国家標準(GB)及び環境保護業界標準(HJ)が更新、または新設される予定です(一部は既に公布済み)。
また、完了期限が2020年以降になる標準もあるので、開発計画の付録1+付録2に収録された標準の件数は1,000を超えています。今回の開発計画は中国環境保護に関する標準の最新版ロードマップとも言えるでしょう。
中国現行の環境保護関係の標準は1,697件があり、①環境品質標準・②汚染物排出(制限)標準・③環境監視・測定標準・④環境管理規範類標準・⑤環境基礎類標準という5つの種類に分けられることができます。その中に、環境監視・測定標準はほぼ全体の3分の2を占めしています(1,001件)。40年の発展を経て、中国の環境保護関係標準は一定の成果があるものの、実行性や適応性などの面にはまだ問題が多く残っているのも事実です。
今日の環境保護目標の実現をより適切にサポートし、標準の実用性を高めるため、MEPは現行標準の今までの実施状況を踏まえ、科学的調査と評価に基づき、標準の更新と新設を行う方針を示しています。特に、大気・水・土壌の汚染防止は重要視され、汚染物排出(制限)標準において、大気汚染物、水汚染物及び危険廃棄物への規制が大半を占めしています。それ以外、騒音汚染に関する標準も今回の開発計画に取り入れています。また、今後中国「環境保護法」の法的枠組内の1つの基礎的制度となる「汚染排出許可制」をサポートすることも、今回の開発計画の目標の1つです。
標準の更新と新設に伴い、MEPは3,000人以上に対する国家レベルの教育訓練を実施する予定です。そして、これらの教育を受けた人たちを通して、各地方でその知識とノーハウを更に広がる計画です。