中国 食品関連製品は安全性評価の審査を通過、食品接触用材料が5種類あり
2021年10月22日に発表された中国国家衛生健康委員会（NHC）の通知によると、15種類の食品関連新製品を正式に承認しました。この15種類には、一つ食品新原料、9種類の新食品添加物（使用範囲と使用量を拡大する5種類の食品添加剤を含む）及び5種類の新食品接触用材料（使用範囲を拡大する食品接触用材料添加物を含む）があります。
詳細は以下となり。
食品新原料：食葉草（Rumexpatientia L. ×Rumextianshanicus A. Los）
食葉草はタデ科、スイバ属、葉と茎が食用部分です。
乳幼児、妊婦及び授乳期の女性に関して、食葉草の食用安全性資料が不足しているため、リスク予防の原則から考えて、上記の人は食用にならず、ラベルと説明書には適合していない人を表示されている必要があります。また、食品安全指標は現行食品安全国家基準の葉菜類野菜の規定に従って実施します。
９種類の新食品添加物
食品工業用新酵素製剤：
| 番号 | 酵素 | ソース | ドナー |
| １ |
プロテアーゼ（Protease） |
Anoxybacillus caldiproteolyticus | / |
| 2 |
グルタミナーゼ（Glutaminase） |
バチルス リケニホルミス（Bacillus licheniformis） |
バチルス リケニホルミス（Bacillus licheniformis） |
| 3 |
キシラナーゼ（Xylanase） |
トリコデルマ・リーゼイ（Trichoderma reesei） | Aspergillus niger var. tubingensis |
| 食品工業用酵素製剤の品質規格は、「食品安全国家基準 食品添加物 食品工業用酵素製剤」（GB 1886.174）の要件を満たす必要があります。 | |||
新食品用香料：
| 番号 |
香料 |
食品分類ナンバー | 範囲 | 最大使用量 |
| 4 |
Thaumatococcus danielliiエキス |
/ |
食品用エッセンスを配合して各種類の食品に使用する（GB 2760-2014表B.1食品類を除く） |
生産の必要に応じて適量に使用する |
また、通知にこの香料の品質規格も記載され、官能要求、理化指標、微生物指標及び検査方法が含まれています。
使用範囲と使用量を拡大する食品添加剤：
| 番号 | 名称 | 効能 | 食品分類ナンバー | 使用範囲（新） | 最大限使用量(g/kg) | 備考欄 |
| 5 | アドバンテーム | 甘味料 | 14.04 | 炭酸ドリンク | 0.006 | すぐに飲めるものとして計算する |
| 6 | カードラン |
安定剤及び凝固剤、増粘剤 |
08.02.01 | 調味肉製品（生肉添加調味料） | 生産の必要に応じて適量に使用する |
/ |
| 14.06.03 | インスタントコーヒー | |||||
| 16.03 | コラーゲンタンパクケーシング | |||||
| 7 | 唐辛子 | 着色剤 | 08.02.01 | 調味肉製品（生肉添加調味料） | 生産の必要に応じて適量に使用する | / |
| 16.07 | その他（ヤマモモの缶詰加工工程） | |||||
| 8 | トウガラシオレオレジン | 旨味調味料、着色剤 | 16.07 | その他（ヤマモモの缶詰加工工程） | 生産の必要に応じて適量に使用する | / |
| 9 | 蔗糖脂肪酸エステル | 乳化剤 | 01.05.01 | ライトクリーム | 2.5 | / |
5種類の新食品接触用材料
新食品用接触材料及び製品用添加物：
| 番号 | 製品名称 | CAS番号 | 使用範囲 | 最大限使用量（％） | 特定の移動制限量（SML）/（mg/kg） | 最大残留制限量 | 備考欄 | |
| 中国語 | 英語 | |||||||
| 1 | N,N-二甲基-N-2-丙烯基-2-丙烯-1-氯化胺（1:1）与2-丙烯酰胺脱羧基盐酸盐的共聚物 |
2-Propen-1-aminium, N,N-dimethyl-N-2-propen-1-yl-, chloride (1:1), polymer with 2-propenamide, decarboxylated, hydrochlorides |
913068-94-7 | 紙及び板紙（この物質は食品接触用紙と板紙材料及び製品の製造過程における乾燥増強剤として、紙と板紙の強度を高めることができる） |
0.5 （干し紙で計算する） |
ND （アクリルアミド、 DL=0.01 mg/kg） |
/
|
この物質を添加した紙及び板紙は、乳幼児用食品と母乳に接触してはいけない； |
使用範囲を拡大する食品接触材料及び製品用食品添加剤：
| 番号 | 製品名称 | CAS番号 | 使用範囲 | 最大限使用量（％） | 特定の移動制限量（SML）/（mg/kg） | 最大残留制限量 | 備考欄 | |
| 中国語 | 英語 | |||||||
| 2 | 石蜡和烃蜡 |
Paraffin waxes |
8002-74-2 | ゴム（この物質は主に搾乳設備のゴム部品に添加され、ゴムの表面に保護層を形成し、空気中のオゾンなどの酸化ガスがゴムを内部に入って、構造を破壊することを阻止して、ゴムの寿命を延ばすことができる） |
3 |
/ |
/
|
この物質を添加したゴム材料及び製品の使用温度は40℃を超えてはいけません。乳及び乳飲料だけに使用して、乳幼児用食品及び母乳に接触してはいけません。本物質中のベンゾ[a]ピレンの含有量は0.1 mg/kgを超えてはならない； |
新食品接触用の樹脂材料：
| 番号 | 製品名称 | CAS番号 | 使用範囲 | 最大限使用量（％） | 特定の移動制限量（SML）/（mg/kg） | 最大残留制限量 | 備考欄 | |
| 中国語 | 英語 | |||||||
| 3 | 1,4-苯二甲酸与1,3-苯二甲酸、2,2,4,4-四甲基-1,3-环丁二醇、1,4-环己烷二甲醇和2-甲基-1,3-丙二醇的聚合物 | 1,4-benzenedicarboxylic acid, polymer with 1,3-benzenedicarboxylic acid, 2,2,4,4-tetramethyl-1,3-cyclobutanediol, 1,4-cyclohexanedimethanol, and 1,3-propanediol, 2-methyl | / | 塗料、コーティング（この物質は食品接触用塗料及びコーティングの主な成膜物質で、製造した塗料は耐腐食性に優れている） | 80（コーティングの乾燥重量で計算する） |
7.5（テレフタル酸で計算する）； 5（イソフタル酸で計算する）； 5（ 2,2,4,4-テトラメチル-1,3-シクロブタンジオール）； 5（2-メチル-1,3-プロパンジオール）； 6（ トリメチロールプロパン） |
/ |
この物質を原料として生産する塗料及びコーティングの使用温度は130℃を超えてはいけなくて、乳幼児用食品と母乳に接触してはいけない； |
| 4 | 苯乙烯与丙烯酸乙酯、甲基丙烯酸和甲基丙烯酸缩水甘油酯的聚合物 | Styrene polymer with ethyl acrylate, methacrylic acid and glycidyl methacrylate | 56990-26-2 | 塗料、コーティング（この物質を主要原料として生産された食品接触用塗料及びコーティングの性能は安定しており、優れたコーティング接着性、機械加工性能及び耐化学腐食性能を有している） | 82.1（コーティングの乾燥重量で計算する） |
6（アクリル酸で計算する）； 6（メタクリル酸で計算する）； 0.02（メタクリル酸グリシジルで計算する） |
/ |
この物質を原料として生産した塗料及びコーティングの使用温度は130℃を超えてはいけなくて、乳幼児用食品と母乳に接触してはいけない； メタクリル酸グリシジルが接触食品や食品類似ものに反応する場合、その制限値として0.02 mg/6 dm 2(QM)を使用する； |
| 5 | 2-甲基-2-丙烯酸与2-甲基-2-丙烯酸甲酯和2-丙烯酸的聚合物 | 2-Propenoic acid, 2-methyl-, polymer with methyl 2-methyl-2-propenoate and 2-propenoic acid | 39332-53-1 | 塗料、コーティング（この物質を主要原料として生産された食品接触用塗料及びコーティングの性能は安定しており、優れたコーティング接着性、機械加工性能及び耐化学腐食性能を有している） | 16.3（コーティングの乾燥重量で計算する） |
6（アクリル酸で計算する）； 6（メタクリル酸で計算する）； |
/ | この物質を原料として生産した塗料及びコーティングの使用温度は130℃を超えてはいけなくて、乳幼児 |
