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中国MEE 2021年上半期新化学物質環境管理備案の状況を発表

 中国生態環境部(MEE)が、2021年1月~6月の間に、2,648件の新化学物質環境管理備案が提出されたことを公布しました。 

 2021年8月31日、中国生態環境部(MEE)は2021年上半期の新化学物質備案の状況を発表しました。合計2,648件の備案を受け付け、関連する新化学物質が3,000以上に上ります。また、発表された内容は、申請人及びその委任代理人、備案受理日付、備案受理番号や備案した新化学物質の数などが含まれています。詳細はこちら[1]でご覧ください。

 2021年1月1日から発効した「新化学物質環境管理弁法」(以下、「MEE第12号令」[2]という)では、新化学物質に対して、従来の分類方法を「常規登記」、「簡易登記」と「備案」に変えました。新化学物質の年間生産/輸入量が1トン未満、新化学物質モノマーあるいは反応体の含有量が2%未満のポリマーまたは低懸念ポリマーの場合は、備案することが認められています。

 特に、企業は備案資料を提出し、オンライン登録システムを通じて備案の受理票を取得した後、審査を待たずに新化学物質の関係活動を迅速に展開することが可能です。中国生態環境部(MEE)は、関係資料への抜き取り検査を実施するのみです。

 MEE第12号令に基づき、登記証所持人は申請人に限られています。また、海外企業が登記の申請人になる場合は、中国国内の事業者を代理人として指定し、両者が共同で新化学物質登記及び事後管理の関係義務と責任を負う必要があります。その故、企業にとっては、申請人または代理人としての義務と責任をあらかじめ明確にすることをお勧めです。

羅 雪純(ラ セツジュン)
ChemLinked Japan編集
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