中国交通運輸部 危険貨物の港作業への検査を開始

 夏に入ってから、高温・豪雨・雷・台風の影響が重なり、季節的な不安要素が増えてきます。この場合、可燃性・爆発性・毒性・腐食性・揮発性の危険物を港で正しく安全に取扱わないと、安全事故を引き起こす可能性があります。 

 それに対し、2022年6月8日、中国交通運輸部(MOT)が『夏場の危険貨物を取扱い港の安全作業を確実に行うことについての通知』(以下、「通知」という)を発表し、次の方面から港の安全作業監督を強化する姿勢を示しました。

総合的な検査

  • 省レベルの交通運輸主管部門は危険貨物の港作業に焦点を当て、港の安全生産活動に係る包括的な検査を行った後、安全検査情報を2022年7月5日前にMOT水運局に報告すること;
  • 港の所在地における交通運輸主管部門は現場監査を強化し、重大危険源、及び引火性・爆発性危険化学品と劇毒化学品の積卸し・保管を行う場所に対する検査を実施するよう港企業に要請すること。

作業の監督及びリスク管理

  • 高温下で危険貨物を積んだコンテナーの温度変化および貯蔵タンクの危険貨物の変化をリアルタイムで監視すること;
  • 「危険貨物分類及び品名コード(GB 6944-2012)」1.1項・1.2項の爆発品及び硝酸アンモニウム類物質の危険貨物コンテナーは港に積み上げ、滞留することが禁止される一方、1.1項・1.2項以外の爆発品、第2類のガス及び第7類の放射性物質は限られた時間内で定められたトン数以下貯蔵する必要があること;
  • 港企業は「港湾危険貨物重大危険源監督管理弁法」に従い、危険貨物を収納したタンク、ヤードや倉庫等を対象として、重大危険源に対する識別・評価・届出を行う必要があること。

部門の監督管理責任

  • 危険貨物関連の埠頭、貯蔵タンク、ヤード、倉庫やトラックの荷台などに対し、安全生産条件を満たしていない場合は、相応の経営許可証と港湾危険貨物作業付加証明証を取り消すこと;
  • 天津港が今年6月までに一部の第2類~第6類危険貨物の港作業を安全に、かつ整然と開始するよう要請すること。

緊急時対応管理

  • 気象、海洋、水利などの部署間で情報共有の仕組みを確立し、異常天候早期警戒情報の収集能力を高め、予防と対処を強化すること;
  • 港企業は大型機械、特に水に触れて爆発する性質を有する危険貨物および大規模な港湾における機械を台風から守るために努めること。