9月9日に更新された既有化学物質インベントリーTaiwan Existing Chemical Substance Inventory、TCSI) は現在、労働部職業安全衛生署のCSNN化学物質登記管理プラットフォームで検索することができます。最新インベントリーでは10万以上の物質が収載されています。
インベントリーの更新は2015年3月31日に終了した「第三回既有化学物質増補申告」の結果に基づき行なわれたものです。また、インベントリーは2015年9月1日、既有化学物質第一段階登録が開始するまでに更新される予定でしたが、インベントリーのデータ管理が環境保護署から労働部に移行し、データの再確認等で更新作業が予定より遅れてしまいました。
現時点で、オンラインインベントリー検索は化学物質の状態を確認する唯一の方法です。しかし、インベントリーを通じても化学物質が既有化学物質か新化学物質のこちらに該当することを、簡単に判断することはできません。一方で、数多くの化学物質は従来の既有化学物質提報作業(ECN)、既有化学物質物質増補提報(SECN)及び第二次既有化学物質物質増補提報(SSECN)で秘密保持を申請しており、当局も化既有化学物質に該当するか否かを確認するサービスを提供しないため、オンラインの検索結果が既有化学物質登録か、新化学物質登録のどちらを実施するかを判断する唯一の根拠となります。
一方、事業者に向けたオフライン検索の便宜を図るため、労働部と環境保護部は長い時間に渡ってインベントリーの資料化について検討を行いましたが、未だインベントリーをまとめた資料を公表する予定はありません。
更新された検索システムは従来のバージョンと比べ、「クイックサーチ」(quick search)と「アドバンスサーチ」(advanced search)のほかに、「マルティプルサーチ」(multiple search)という新たしい機能が追加されました。CAS番号やシリアル番号、化学名、英語名/中国語名を入力することで、同時に最大5物質まで検索することができます。

システムは部分的に改善されているにも関わらず、潜在的な登録者にとっては、取り扱っている全ての化学物質が既有化学物質に該当するかどうかを確認することは巨大な挑戦です。さらに、政治的な理由で、中国では台湾のウェブサイトがほとんどブロックされており、関連事業者は自由にCSNNシステムをアクセルするができません。