国連 GHS改訂7版が公表

 近日、国連経済社会理事会(ECOSOC)に属するGHS専門家小委員会が化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)の改正を完了し、GHS改正7版を公表しました。前のバージョン(改正6版)と比べ、主な変化点は以下となります。

  • 可燃性/引火性ガス区分1の分類基準を修正;
  • 一部健康に対する有害性の区分の定義を明確化;
  • 安全データシート(SDS)の第14部分(輸送上の注意)の中に海運ばら積み際の情報提供を更なる指導;
  • 注意書きの修正と合理化;(付属書3)
  • 一つの小型容器用折り畳みラベルの例を追加;(付属書7)

 GHS初版は2003年に公表された以来、各国と地域で運用する過程で得た知見を反映する形で、2年ごとに更新されています。現在、GHSは既に60を超える国または地域に導入され、国際化学品管理の一翼を担ってるとも言えます。一方、GHS自体は強制力が無くて、各国または地域は適応分野・適用時期・採用するブロック・SDSの要件などを自分の状況に沿って採用していますので、企業がその国または地域に進出する際に、対象国での実施状況を充分確認する必要があります。

また、下記三つの危険貨物輸送に関する改訂文書も公布されました。
  • 国際連合危険物輸送勧告(UN RTDG)(2017年第20改正版)
  • 欧州危険物国際道路輸送協定(ADR)(2017年版)
  • 欧州危険物の内陸水路による国際輸送協定(ADN)(2017年版)