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GB 18218危険化学品重大危険源識別基準改正の意見募集案が発表

 5月30日、中国化学品安全協会がGB 18218「危険化学品重大危険源識別」(意見募集案)を発表しました。

 危険化学品を取扱い(生産・使用・貯蔵・経営)する企業或いは組織はGB 18218に基づいて、危険化学品を生産及び貯蔵する装置又は場所の中に、危険化学品の存在量が閾値を超え、重大危険源に成り得るかどうかを識別する必要があります。

 国家安全生産監督管理総局40号令により、重大危険源の場合、安全評価・登録に加え、通常より厳格な監督管理制度を実施する必要があります。企業が40号令及びGB 18218の規定を徹底しているかどうかは「2016年危険化学品貯蔵場所安全監査特別プロジェクト」の中に、一つ重要な監査項目と言えます。(詳しくはこちらの記事をご覧ください。)

 GB 18218-2009には、閾値は化学品(表一)ごと、又は危険分類・項目・包装区分(表二)ごとに決められています。危険分類はGB 12268を参考していました。それと比べ、今回の意見募集案にはGB 30000シリーズを参考し、GHSの分類方法を使用しています。ある化学品が「表一」に収録されない上、複数のGHS分類に所属する場合、重大危険源として判定される場合の閾値は全ての危険性に対応する一番低い閾値で決めることになります。

 また、今回の意見募集案は新たに改正後の40号令別添一「危険化学品重大危険源ランク付け方法」を追加しました。ランク付け指標Rを計算する公式の中に、重大危険源の工場敷地境界から外に向かって500メートルの範囲内の常住人口数量関係の校正係数α(場外暴露人員校正係数)が削除されました。新しい公式は以下になります。

 意見募集期間は2016年7月1日までです。

 意見提出先:839957013@qq.com(Mr. 曲封屹)

 

 

杜 業翔
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