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月次化学物質規制ニュースまとめ:欧州・北米編(2024年12月)

 各国の化学物質規制が日々変化する中、皆様の情報収集をサポートするよう、ChemLinked Japanは毎月欧州・北米における主な規制動向をお届けします。2024年12月分の動向は以下をご覧ください。

欧州連合(EU)

 2024年12月5日、欧州委員会は、発がん性物質(carcinogenic)、生殖細胞変異原性物質(germ cell mutagenic)、生殖毒性物質(reproductive toxic)(CMR)に分類される複数の物質を、規則(EC)No 1907/2006の附属書XVIIに導入する草案を発表しました。EU REACH規則において、附属書XVII(制限物質リスト)の項目28、29および30は、規則(EC)No 1272/2008(CLP規則)の附属書VIのPart 3でCMRカテゴリ1Aまたは1Bに分類される物質の、市場投入および一般消費者への供給目的での使用を禁止しています。(詳細はCL-JP記事をご参照)

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北米

 2024年12月3日、米国環境保護庁(EPA)は、有害物質規制法(TSCA)に基づく新規化学物質手続規則の改正を最終決定しました。この改正は、EPAの審査プロセスの効率を向上させ、2016年に成立した「21世紀のためのFrank R. Lautenberg化学物質安全法改正」に整合させるものです。また、新規化学物質プログラムの実施に基づく既存の方針や経験を反映させた規則の更新も含まれています。(詳細はCL-JP記事をご参照)

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杜業翔(ト ギョウショウ)
法規制コンサルタント/Chemlinked Japan編集
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