中国 全国炭素排出量取引管理弁法(試行)を公開

 2020年12月25日、中国生態環境部(MEE)は「全国炭素排出量取引管理弁法(試行)」(以下、弁法と略称)を公布しました。そして、2021年2月1日から発効される予定です。本弁法は、当局が定めた「2030年までに二酸化炭素排出量のピーク値に到達、2060年までに炭素の中和を達成」という目標の実現に対して重大な意味を持ちます。

 弁法は、炭素排出権の割当と支払い、炭素排出権の登記、取引、決済、温室気体排出報告書と検査などの活動、及び前述活動の監督と審査などを含む、国内の炭素排出権取引と関連活動を規定しています。

 また、弁法には、全国炭素排出量取引市場に網羅される業界と年次温室気体排出量が2.6万トン二酸化炭素量に到達する排出体が温室気体重点排出単位と指定されることを明記しています。これで、温室気体排出の制限責任は実質的に関連企業に負われることになりました。

 中国炭素市場の初回コンプライアンス履行は、2021年1月1日から正式に起動され、炭素市場の構築と発展は新たな段階に入る標識となります。今後、MEEは炭素排出権登録システムと取引システム構築の加速、市場が網羅する産業範囲の拡大、取引種類と取引方法の充実などに力を入れる予定です。

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