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中国 ペットフード関連規制は9月1日から実施

 公開データによると、中国ではペットを飼育する人口は既に1億6800万人を超えています。そして、各国のベット飼育数ランキングから見ると、犬の飼育数は3位と猫の飼育数は2位という順番で中国がランキングされています。中国のペット市場拡大の背景は、高年齢化や晩婚化という人口動態の変化により、空巣高齢者と独身者若者の寂しさをペットで癒すと言われています。

 2018年4月27日、中国農業農村部(MoARA)は第20号広告で、「ペット飼料管理弁法」、「ペット飼料ラベル規定」と「ペット飼料衛生規定」など一連のペットフードに関連する規格を公布しました。これらの規格の実施は、中国が現在の飼料規制から独立のペット飼料規制システムを確立したことを意味します。また、ペットフード規制システム実施のスケジュールの詳細は以下となります。

 第20号広告により、輸入ペットフードとペット添加物の予混合フード製品、及び2018年6月1日以前に登録された輸入ペットフードとペット添加物の予混合フード製品は、2019年9月1日までにMoARAから輸入ペットフードとして認証を再取得しなければなりません。

 2019年9月1日から、中国で流通するすべてのペットフードは、ペットフードの試験方法と21物質(8類の無機及び窒素物質、8類のファンギマイシン、1類の天然植物毒素、6類の有機塩化物と2類の微生物)の上限値を規定する「ペットフードラベル規定」と「ペットフード衛生規定」に従う必要があります。そして、これらの規格はMoARAの市場管理の基準にもなります。

 また、オンラインや越境電子商取引を通じて販売されるペットフードも例外ではありません。「ペット食品管理弁法」第21条により、電子取引プラットフォームはオンライン販売者の実名登録を実施することと、オンライン販売者の監督を義務付けられています。

 輸入ペットフードで使用される飼料材料は「動物伝染病の影響を受けた国と地域の動物とその製品一覧表」というブラックリストに含まれてはなりません。また、「飼料と飼料添加剤の輸入承認される国家(地域)製品リスト」に記載されている国外のペットフードの輸出業者は海関総署で登録する必要があります。

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